シリーズブリキン㊲「ついに完成：Vol.３」

今日はシリーズブリキン。

今回は「フルスクラッチ」の話。

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このお店のご主人、

実は「元原型師」。

だから、バズーカブリキンみたいな依頼も、抵抗なく引き受けてくれた訳です。

バズーカブリキンは、

そんな元原型師のご主人に「フルスクラッチ」していただいたので、今回のお話は、その制作過程や素材についてのお話。

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■バズーカ（キャノン）

コレ、プラ板とボールペンで作られていて、透明部分がボールペン。

そんな感じで、

このお店は本来、この手のフィギュアの制作をしていないため、制作に必要な素材の在庫が全くない。

だから・・・、

プラも狂四郎がパーフェクトガンダムを、家にある家族の不要なモノをかき集めて制作したように、パーツ１つ１つに合うモノを店や自宅から探して改造、ないものはプラ板やパテ等で自作する。

・・・とのことだったので、

どうせなら、

出来る限り理想のブリキンに近づけるため、俺の家にある物を持ち込んだり、

ネットで探したり、

模型屋さん、

雑貨屋さん、

手芸屋さん、

ホームセンターなどを、

何軒もはしごして、私がかき集めました。

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■ボディ

ベースとなる頭、体、肩、腕、脚は、スカルピー（というモノを）を使用して成形。
俺が見ている前で、会話をしながら約10分でパパパッと作って、画像の状態になりました。

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■背中の大型バーニア

たまたま家に、昔買ったメタルバーニアが１個残っていました。
このバーニアは、右側の３つのパーツを合体させると、左の完成品になるのですが、完成品のサイズは少し大きかったので、内側に嵌め込む（右奥の）銀色部分だけを使用しました。

かな２つの、中間サイズが欲しかった。

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■二の腕と太もも（黒い部分）

二の腕と太ももは、作り始めと完成品とでパーツを変更しています。

「二の腕」部分は最初、アルミ製の針金を剥き出しで使用していました。

しかし、今回は出来る限り「二の腕と太もも」を太くしたいので、これでは細すぎるから、太い針金への変更をお願いしたところ、針金を太くすると肩の素材（スカルピーの強度）が耐えられないそうで、いろいろ探してみたところ、

俺が持ち込んだパーツの「WAVEのスプリング」が使えそう・・・とのことで、スプリングを針金のカバーのようにすることで、針金はそのまま使えて、二の腕も太くすることが出来ました。

ただし、それでもこの太さが限界とのことでした。

「太もも」も、最初は、極太の針金に細い針金をぐるぐる巻きにして、その隙間をパテで埋めて作られていました。しかし、足の長さを変更する際、二の腕と同様に、スプリングと針金の組合せに変更し、「二の腕と太もも」のビジュアルを揃えました。

理想は、

二の腕を、今の太ももの太さにしたかった。

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■左手のハサミとマシンガン

ハサミを固定しているネジに「M.S.G.」のギザギザネジ、マシンガンの銃身に「真鍮パイプ」をお願いしたのですが、実際に取り付けてみると、真鍮パイプでは銃身が細すぎたらしく、

ギザギザネジと同じ「M.S.G.」の「丸モールドⅢ」の中に偶然あった銃口っぽいパーツを取り付けたそうです。

ネジも銃口も、いい感じウインク

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■バズーカのリベット、耳のアンテナ、ゴーグル、首

●バズーカのリベットは「M.S.G.」
●耳のアンテナは「M.S.G.」と「手作りピアス用のステンレス棒」

ステンレス棒は、画ビョウのような形状。
●ゴーグルのグラスは、クリアグリーンにしたくて「キーホルダー付きの名札」を利用していただこうと思いましたが、【２】で書いたように、最も苦労した場所とのことで、透明プラ板に変更されました。

欲を言えば、クリアグリーンに塗装された透明プラ板が良かったけど、あの苦労話を聞くと、そんなことは言ってられないね。

●手足の形状に合わせて、首用のバネを買って渡したのですが、

完成品を見る限り、丸い板状に成形したスカルピーか「M.S.G.」の丸モールドで作られているように見えます。

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■足裏のスクリュー

水中移動用のスクリューで、飛行用の補助ファンで、必殺技ズガトップードの発射口。
「M.S.G.」を組み合わせることで、イラストの状態を再現する予定でしたが、店長さんの計らいで、スクリュー部分のクオリティアップのために装飾を追加したところ、予定していたパーツが入らなくなり、スクリューの大きさが変更されました。

イラストとは見た目が異なりますが、これはこれで気に入ってます。