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●お話
瑞沢高校競技かるた部員の綾瀬千早(広瀬すず)と若宮詩暢(松岡茉優)が、全国大会で激闘を繰り広げてから2年。真島太一(野村周平)、綿谷新(新田真剣佑)らと共に名人・クイーン戦に挑む千早だったが、詩暢と戦えない自分の実力不足を痛感する。そんな中、千早たちの師匠・原田秀雄(國村隼)が史上最強の名人とされる周防久志(賀来賢人)に敗れてしまい、新が彼に挑戦状をたたきつける。その後3年生になった千早は、高校最後の全国大会に向けて動くが……。
~シネマトゥデイより~
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●感想
マンガやアニメは見ていないけど、
実写のシリーズはずっと見ているので、
三部作の完結編、楽しみにしてました。
その割にはレンタルだけどね(笑)
完結編も面白かった。
高校の部活での、友情や恋愛を織り交ぜた青春ドラマをベースに、主要メンバーそれぞれのキャラに合わせた見せ場がしっかりとありつつ、その上で、競技かるたの面白さや、百人一首の魅力も分かりやすく伝えているから、よく出来た映画だな~~と感じました。
今回は、綾瀬千早たち初代部員が高校3年生になり、新一年生も二人が入部(経験者男子1人と、未経験者女子1人)。そんな、千早たち3年生が新一年生たちとともに挑む、高校最後の大会を描いています。
そして、そんな物語の冒頭で、綿谷新(あらた)が千早に告白します。
その告白の仕方が、まるで息を吸って吐く時のような感覚で、何気ない会話中にサラッと「すきやぁ」と言うんですね。いかにも新らしいですが、そういうのに疎い千早は当然、その意味を理解するのに数秒、理解した瞬間にフリーズ。
その時の、広瀬すずの固まり方が、抜群にうまかったです。
その告白騒動には、
新人1年生女子も微妙に絡み、しかも、それが理由で、千早のことを大好きな真島太一は、勝手に妄想が暴走し、競技かるた部を、県大会決勝を目前にして退部してしまいます(辞めた理由の、建前は受験)。その代わりに、肉まん君と新人1年生男子が奮闘するけど、真島がいないとチーム力は大きくダウン。
しかも今回は、新も、
自分の高校に競技かるた部を設立し、団体戦に初挑戦。だがそのメンバーが、個人戦全国大会常連だらけのモンスターチーム。
千早たち瑞沢高校競技かるた部の目標は、悲願の全国大会初優勝ですが、そんなモンスターチームを相手に、真島のいないチームで果たして勝つことが出来るのか?そもそも全国行けるのか?
・・・みたいなお話。
見どころ①:スロー再生シーン
競技かるたの、瞬間的に決着してしまう札取りをスロー再生するシーン。
これって1作目、2作目でもあったかな?なかったかな?忘れちゃったけど、競技かるたの凄さを再認識させてくれるし、見ていて気分が上がります。
見どころ②:計算高さ
新人1年生女子は、かるたに全く興味がなく、真島目当てで入部して、異常な計算高さを発揮。そのあからさまな様子が面白い。
見どころ③:恋の百人一首講座
そんな新人1年生女子の恋の相談に乗るのが、大江奏。恒例の、恋の百人一首講座。そのシーンがね、なんか癒されるし、上白石萌音ちゃんが妙にハマっていて、可愛すぎる。
見どころ④:
経験者1年生男子は、かるたは強いけど、自信過剰のお山の大将で、ロンリーガイ。指導係の肉まん君のアドバイスを全く訊こうとしない。でも、あることがキッカケで訊くようになり、そのシーンも、なかなか感動的だった。
見どころ⑤:カリン様
受験を言い訳にして競技かるた部を辞めたものの、やっぱりかるたのことが忘れられず、競技かるた界のカリン様みたいな凄い人の下で、こっそり修行します。その展開も、いかにもマンガ的で、ラストを期待させる展開で、面白かった。
恋の行方も、
ラストに一応の決着が着くけど、とっても、ちはやふるらしい決着で、大満足の映画でした。
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