---------------
●お話
人間と神が共存していた古代エジプトで、人々は天空の神ホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)から王座を奪った砂漠の神セト(ジェラルド・バトラー)の圧政に悩まされていた。そんな中、良心ある神々は、暴君セトに反逆を試みる。ある日、セトの神殿の宝物庫に侵入した盗賊ベック(ブレントン・スウェイツ)は、キラキラと光る球体を奪うが……。
~シネマトゥデイより~
---------------
●感想
舞台がエジプトで、CG満載の映画と言えば、古代の遺跡や神殿で宝探しをしていたら、封印された魔物を蘇らせちゃった・・・みたいのが多いから、きっとこれもそういうのだろうと、スルーするつもりだったのに、DVD買った友達が貸してくれると言うから、暇つぶしに見てみました。
そしたら、映画の内容、想像と全然違ったね。
これ、神様の世界のお話で、
叔父に王様(父親)を殺され、王座まで奪われた王子様が、叔父に復讐し、王座奪還を目指す内容ですが、その覇権争いに、恋人を殺された人間が巻き込まれ、人間も、恋人を蘇らせるために、(神の)王子様に協力をする・・・みたいなお話です。
エジプト神話を基にしているらしく、ラー、オシリス、ホルス、セトなど、エジプト神話は良く知らないけど、よく知る神様の名前がちらほら登場します。だけど、元の神話とは全然違うエンターテイメントな感じに、相当アレンジされたお話になっているっぽいです。
神様は、普段は人間と同じ姿で、人間の1.5倍くらいの大きさ。
赤ではなく、黄金の血が流れる。
本気を出して戦う時は、こういう姿になる。
太陽神ラーは、パイレーツオブカリビアンのバルボッサ。
セト叔父さまが、ホルス王子を殺すために差し向けた刺客。
神様同士の戦いも楽しいし、CGもキレイだし、何より、最近のエジプト系映画とは趣が異なるから何だか新鮮な気持ちで、何も考えずに楽しむにはちょうど良いバカっぽい映画。