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●お話
3年間行方不明となっていた夫の優介(浅野忠信)がある日ふいに帰ってきて、妻の瑞希(深津絵里)を旅に誘う。それは優介が失踪してから帰宅するまでに関わってきた人々を訪ねる旅で、空白の3年間をたどるように旅を続けるうちに、瑞希は彼への深い愛を再確認していく。やがて優介が突然姿を現した理由、そして彼が瑞希に伝えたかったことが明らかになり……。
~シネマトゥデイより~
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●感想
こーいう雰囲気の映画好きです。
なんだか良かった。
映像からくる、田舎の、
住む人や風景など、その、のどかな風や空気がまるで、
目で見える感じがする作品でした。
やっぱり思った通り。
小説よりも、映像や音のある映画の方が、
物語や、奥さんの気持ちに共感しやすい。
・・・って思った。
このお話は、
自殺した旦那が奥さんに、
自分が死んだことや、勝手に死んで申し訳ない思いを、
共に旅して、旅を通して、
同じように、死して尚さ迷う人達らとも関わることで、
自分の思いを、感じてもらおう!というようなお話。
だからか?
上記したように、映像的にはゆるーいのだけど、
見ている我々にも、しっかりと何かが、
感じてくる、伝わってくる、・・・そんなものがあって、
最後まで全然飽きずに、眠くもならずに、見てられました。
何よりも一番、小説にない部分で良かった!
・・・と感じたのは、エンドロールの曲。
映画のラストの、奥さんの気持ちを表現しているような、
少しだけ晴れやかな気分にさせてくれる、
ちょっと明るい、さわやかな感じが、
適度に良い余韻に浸らせてくれて、良い気分で見終われました。
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奥さんの作る、黒ゴマ餡入りの白玉も、
とてもおいしそうでした
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岸辺の旅・・・感想
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