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●お話
産休を取ることになった
親友の音楽教師ハルコ(木村文乃)の代理として、
生まれ故郷の五島列島にある中学の臨時教師となった
柏木(新垣結衣)。天賦の才能を持つピアニストとして
活躍したうわさのある美女だが、
その性格はがさつで乗り回す車もボロいトラック。
住民たちの注目を浴びる中、彼女は
コンクール出場を目標に日々奮闘している合唱部の顧問に。
そして部員たちに、
課題として15年後の自分に宛てた手紙を書かせる。
やがて、部員たちがつづった手紙から、
それぞれが抱える苦悩や秘密が浮き上がってくるが……。
~シネマトゥデイより~
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●感想
面白いという噂のある映画で気になっていたけど、
見る前のイメージで、
中学生の青春映画かな?と思っていたから、
いい年した大人には、こそばゆいかな?
・・・と、ちょっと敬遠してました。
ところが、様々なサイトで、
2015年の邦画ランキングトップ10入りしていることから、
すっげーーー気になって、大至急でレンタルしました。
実際見てみると、
どちらかと言うと、先生役のガッキーを中心に描いた物語で、
普通に、しっかりと楽しめました。
ガッキーは、ピアノが弾けなくなった元ピアニストで、
やる気をなくした私でも、
臨時の音楽の先生程度なら、適当にやっても勤まるだろう
・・・くらいの気持ちで仕事の依頼を受けたので、
生徒達とのやり取りも投げやりで、まーやる気がない。
そんなガッキーが、
嫌々合唱部の顧問をやらされるも、
合唱部員達との交流を通して、少しずつやる気を取り戻していく!
・・・とまあ、そんなお話です。
でね、

このサトル君は、主人公ではないけど、
物語前半は、この生徒が鍵になっていて、
この生徒の存在や、この生徒にまつわるエピソードが、
見る人を、物語に一気に引き込んでくれる・・・と思います。
この生徒の雰囲気、存在感、良いんですよねー。
特にね、サトル君のお兄さんの「ボオォォォォ」が、
後々効いてきますよ。
ウルッとポイントが4回はあって、
最後も、なかなか良い心地にさせてくれる、そんな映画でした。
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