公開日:2019年4月19日
レンタル:2019年11月6日
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●お話
紀元前245年、中華西方の国・秦。戦災で親を失くした少年・信(山崎賢人)と漂(吉沢亮)は、大将軍になる夢を抱きながら剣術の特訓に明け暮れていた。やがて漂は王宮へと召し上げられるが、王の弟・成キョウ(本郷奏多)が仕掛けたクーデターによる戦いで致命傷を負う。息を引き取る寸前の漂から渡された地図を頼りにある小屋へと向かった信は、そこで王座を追われた漂とうり二つの王・エイ政(吉沢亮)と対面。漂が彼の身代わりとなって殺されたのを知った信は、その後エイ政と共に王座を奪還するために戦うことになる。
~シネマトゥデイより~
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●感想
連載誌のヤンジャン買ってるのに原作は全く読んでません。
画が好みじゃなかったのと、ヤンジャン買い始めた頃はすでに巻数が凄かったので、面白いという噂は聞くけど、今更手を出しにくい状況でした。
それに、
史実を基にした歴史のマンガでディフォルメが凄いと、いろいろ気になるタイプなんです。
実在の人物がベースだから、
こんなに超人みたいに強い訳ねーじゃん!
・・・とか、
こんなデケー人間いるかよ!
・・・とか、
そんな変なしゃべり方するやついる訳ねーじゃん!
・・・みたいな、
ツッコミどころばかり気になることが多いので、あえて手を出さずにいたのもあります。
でも、
映画化されて、
公開後の評判も良いことから、
まずは試しに実写版を
レンタルして見ることにしました。
その結果、
マンガの実写映画の割には面白かった。
邦画にしてはスケールがデカく、その豪華な感じも画面に出ているし、あとで漫画と比較してみたら、キャラの見た目も結構似せているみたいで、ビジュアル的にも頑張ってる感があって、結構楽しめました。
そしてなるほど
「熱血バカの主人公」が、熱血だけを武器に、様々な強敵を倒しながら、のし上がっていく。
・・・みたいな、
キャラデザイン、設定、ストーリーなど、すっげーーー分かりやすく、昔ながらのジャンプ王道の格闘冒険マンガなんですね。
主人公は「ハイキュー!!の日向翔陽」みたいだった。
王騎なんて、
まるで「ベルセルクのガッツ」みたいな超人的強さだったし、山の民は「ジョジョの石仮面」が軍団で登場・・・みたいだったね。
作品自体も、「リングにかけろ」や「風魔の小次郎」を、大河ドラマのような世界観にアレンジしたような、このマンガにはそういう雰囲気を感じました。
原作の王騎
(まるでガッツみたいな一刀両断の画)
映画の王騎
(原作にはこんなシーンないみたいだけど、画像の真ん中で薙刀を振り回すと、周囲の人間が吹き飛ぶの画)
昔は、
中国の歴史を勉強させるために、「横山光輝の三国志」を子供に読ませる大人が多かったけど、それと同じ感覚で、最近は「キングダム」を子供に読ませる親が(俺の周囲には)多く、ところがキングダムは、一緒に読んでるうちに親の方がハマっちゃう・・・というケースが多いらしい。
でもこのマンガ、
あくまでも俺の個人的な見解だけど、
俺が親からこのマンガを勉強のために与えられたとしても、普通に格闘冒険マンガとして楽しむだけで終わりそう・・・。全然勉強にはならないと思う。そういうベクトルで描かれていないと思う。昔の中国を知るキッカケくらいにはなるだろうけどね。
そう言えば、
俺はてっきり、
テンの正体はくノ一で、
・・・と思ったら、
この映画より後のお話では軍師の才能が開花するっぽいけど、この映画の中では単なるマスコットキャラって感じでしたね。
王騎役の大沢たかおさん。
まさかの「ンォフゥッ」をイイ感じに再現していて、そんな奴いねーよ感が、逆に面白かった。
顔も怖いし、口癖も変な人だけど、人間的には「海原雄山」みたいな人物だった。
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