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●お話
雑誌「LIFE」の写真管理部で働く
ウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、
思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。
唯一の特技は妄想することだった。
ある日、「LIFE」表紙に使用する
写真のネガが見当たらない気付いたウォルターは
カメラマンを捜す旅へ出る。
ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、
ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。
~シネマトゥデイより~
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●感想
試写会に当選しました。
見たい映画だったので、ラッキーです
結論から言うと、
期待して見た上でも、なかなか面白かったのですが、
前向きになれる映画という宣伝文句を強く推していたので、
もっとドラマ性の高い現実的な内容を想像していたら、
想像とは全く違う突拍子もない内容でした。
主人公の会社は買収され、
雑誌「LIFE!」は買収後、Webマガジンになる。
そのため、紙で発売されるのは次号が最後。
ところが、
最後の表紙を飾るネガが”どこにもない”。
主人公は会社でネガ管理部に所属するが、
ネガを送ってきたカメラマンに事情を聴こうにも、
今時携帯電話を持っていない上に、
常に世界中を飛び回っている。
買収先に雇われた人事担当者との話の流れから、
カメラマンを捜す旅をすることになった主人公は、
いくつかのヒントから、
●グリーンランド
↓
●アイスランド
↓
一旦アメリカに戻り、
↓
●ヒマラヤ
上記の国々を、自腹で出張する羽目になります。
それぞれの国での出会いや、景色、音楽なども見どころで、
次々とトラブルが起こる冒険の旅も面白いのですが、
なんと言っても、主人公の「妄想癖」がGOO
主人公は、ごくごく普通の人。
真面目なだけが取り柄で、
好きな女性にも、仕事以外では話しかけられず、
唯一の楽しみが妄想。
嫌なことがあったときの憂さ晴らしに妄想し、
勇気が出ないときは妄想で自分を励まし、
せめて妄想の中では、
好きな女性の完璧な理想の男であろうとする。
そんな妄想を、CGを使って盛大に再現していますが、
残念ながら、楽しい妄想が見れるのは序盤だけ。
しかし、
●真面目が取り柄
●女性と話すのが苦手
●妄想好き
私は、そんな主人公に共感する部分が多く、
ハリウッド映画では珍しく、
ごく自然に感情移入することが出来ました。
その後の、
突拍子もない冒険の旅になる展開にはちょっと驚いたけど、
ヒロインとの恋の進展の仕方が、冒険の旅とは対照的で、
比較的自然に、静かに展開し、少~しずつ
見る者の心に染みてくる感じは、とても良かったと思います
ヒロインがシングルマザーってところも絶妙な設定で、
ラストはハッピーエンドになりますが、
その後の、二人の未来を考えると、
単純にハッピーではないところにも、色々と考えさせられました。
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エンドロール中に流れる音楽が、
嘘みたいに映画の内容に合っていて、
最後の最後まで良い余韻に浸れました
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LIFE!(試写会)・・・感想
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