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●お話
時田数(有村架純)が働く喫茶店「フニクリフニクラ」には、ある席に座ると自分が望む時間に戻れるという伝説があった。「過去に戻れるのはコーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまう間だけ」といったいくつかのルールがあるが、過去を訪れたい人たちが次々と来店する。
~シネマトゥデイより~
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●感想
「面白いけど・・・。」
という感想が多かったけど、
こういう系統の作品は好きなので、
レンタルしてみました。
なるほど!
確かに、
面白いし、俺の好きな系統の作品でした。
「だけど・・・」と言いたくなる(笑)
これは、
ある喫茶店で、特別なコーヒーを飲むと、
ほんの数分(10分くらい?)ではあるけど、
過去に行くことが出来る・・・という物語で、
時間制限も含め、様々な条件があるけど、
それでも、あの時をもう一度、
・・・という人たちの物語。
条件の中には、
●過去に行っても店から出れない
●例え過去を変えても、現代も未来も変化はしない
(ほかにもいくつかある)
そんな条件もあるので、
俺は勝手に、実際に過去に行くのではなく、
お店の記憶の中に行くのかな?
・・・そんな解釈をしました。
この映画の中では4人が過去に行き、
それぞれの物語がオムニバス形式のように描かれます。
例え数分でも、
もう一度、あの時のあの人に会いたい。
その時に、
言えなかったこと、
聞けなかったけど、
出来なかったこと、
全部をやり直してみたい。
・・・みたいな人たちが、
条件を知った上で、それでも尚、行きたいと願う。
結果(現代)を知った上で、
決定的となった数分をやり直すので、
良くも悪くも、あの時とは別の結果になるのですが、
現代に戻ると、やっぱり何も変わっていない。
だけど、(過去に)行った人の「気持ち」が、
行く前とは少しだけ変化をしている。
そんなところが、
この映画を面白いと思ったところ。
俺が「だけど・・・」と言いたいのは、
4人のうちの1人が「その喫茶店の店員」で、
それは良いのだけど、
店員が過去に行くには、
更に複雑な条件が必要なので、
その条件を可能とするための、
「前振りの物語」があり、
その前振りの物語が結構な「尺」を使う上に、
本来の物語とは直接関係のない展開なので、
そのシーンになると、
まるで別の映画を見ている気分になって、
それが勿体ないなーと思った。
でも決して、
「前振りの物語」や「店員の過去」が、
つまらない訳ではなく、それはそれで、
感動的で良い話なんです。
だから、
それをするなら個人的には、
この映画を前後編にして、
前編はお客さんの過去の物語だけに絞り、
後編に店員の過去を織り交ぜれば、
その物語にも、ちゃんと感動したのになぁ。
・・・と思いました。
個人的には4つのうち、
●恋人
●夫婦
この2つが特に、心に刺さりました。
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