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●お話
愛する人たちを殺害し、街を破壊した憎むべき巨大生物・ジガ! その正体が自分自身だと知ったコウ。絶望から死を望むコウだったが、突如現れた謎の少女に従う第二の怪物・ランダによって連れ去られてしまう。そこで彼が知ったのは、自らの正体とその宿命だった―――!!!?
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●感想
少年ジャンプの怪獣マンガ。
これは、打切りになった作品だし、
1巻の面白さが期待以下だったので、
2巻は全然期待していなかったけど、
意外にも超面白い
一般的に、打切りで全2巻の終わり方って、
●終わってるようで終わってない、
●強制終了、
●一応終わってる、
そういう展開になることが多いけど、これは、いろいろ割り切って展開させていて、それなりに、うまくまとめた終わり方。
そして定番の、さあ行くぞ的な終わりではあるけど、加筆された最終回には、普通に連載されていたら描かれなかったかもしれない、特撮ファン、ロボットファンの心をくすぐるお遊びネタが描かれていて、そのお遊びがあっての、さあ行くぞ
なので、その後の展開や世界観を、いろいろ妄想してしまい、そんな俺の妄想も含め、
この2巻は超面白い
・・・そんな感想でした。
それだけに、1巻冒頭の掴みを失敗しているのが勿体ない、とも感じました。
さて、俺は1巻の感想で、
きっと2巻は、
「主人公怪獣ジガ」が、仲間の怪獣軍団と敵対するデビルマンみたいな展開となり、そして、どうやら人間の味方をしてるっぽいジガに対し「対怪獣組織LEECH 」は、ジガへの加勢を決意。
やがては、
「ジガ&LEECH 」 VS 「敵怪獣軍団」
そんな構図になるのでは?
・・・という、予想というより、定番はこうだよね的なことを書きました。
そしたら、
ジャンプ読者のブロ友さんに、
「ハズレ」と、
コメントをいただきました
でも、2巻を読んで納得。
(ジガが無意識に殺した、自分の)好きな女性のために「仲間の怪獣軍団」を裏切る展開は、いかにも「アニメ版デビルマン」だったけど、「対怪獣組織LEECH 」に関しては、急遽打切りのため、物語に組み込む余裕がなくなり、2巻では蚊帳の外状態でした。
なので、ジャンプ連載版の展開は確かに「ハズレ」。
しかし、コミック版に加筆された本当の最終回を読む限り、もう少し物語が続けば、俺の予想したような展開になったかも
・・・そんな雰囲気のある最終回でした。
なので、
半分アタリ で
半分ハズレ
個人的には、
デビルマンっぽさはあるけど、好きな女のためにってところが、マンガ版よりアニメ版のデビルマンを連想させるんですよね。そして、そんなアニメ版デビルマンをベースに、「魔王ダンテ」や「マンガ版のデビルマン」や「最低限の少年ジャンプらしさ」の要素が盛り込まれている、そんな感じに思えました。
ウルトラマンやゴジラ等、特撮モノの要素ももちろんあるけど、ラストの方で、「彼(ジガ)はこの世界の、神にも悪魔にもなれる。」という台詞があるので、ついつい永井豪作品との繋がりを連想してしまう。
これは、
味方になった鳥怪獣「ランダ」と合体した飛行形態。
永井豪&怪獣の合体という意味では「マシンザウラー」を連想するけど、
イメージ的には、
こっちの感じかな
でも、
「神にも悪魔にも・・・」の台詞からは、こっちの「スクランダークロ~~ス」の方が近いかもと、感じてしまう。
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そして、
最終巻最大のお遊びネタは、
この、
機械獣
マジンガーZ
ジガマジーン
リーチザウルス
形式番号はあるみたいだけど、
コードネームは設定されていない。
でも、語呂の良い名前が浮かばない
とにかく、こういうことさ
あ~あ、
またどこかで連載して欲しいなぁ
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