バトル・オブ・アトランティスの続編です。
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●お話
深海から出現した“怪獣”により、アメリカ東海岸が壊滅的被害を受けてから数年。巨大怪獣の襲来に、巨大人型兵器“アルマダ・ロボット”で立ち向かう。だが、その猛威は想像をはるかに超えるものだった。ロス博士をリーダーとする特命チームは、怪獣の細胞を分析し弱点を突き止めようとする。その間にも、怪獣は合体によりさらにパワーアップ。ロスは自らアルマダ・ロボットに乗りこみ、怪獣を倒すため決死の戦いを挑むが…。
~「Oricon」データベースより~
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●感想
レンタルしました。
これは、
パシフィック・リムに便乗した「バトル・オブ・アトランティス」というD級映画があるのですが、今度は、パシフィック・リムの続編公開に合わせて制作された、バトル・オブ・アトランティスの続編、それがこの「アトランティック・リム」です。
何気に、どんなクソ映画なのか?を楽しみにしていました
とりあえず、設定や世界観はしっかり続編になっているようですが、1作目では、アメリカ軍と民間企業が協力して戦っていた設定でしたが、2作目ではそれが全て国務省の管轄となったため(という取って付けたような設定で)、メンバーは一新され、1作目のキャラは誰一人出てきません。特別に残念感はないけど、せっかくの続編なんだから、せめて、1人か2人は引き継いで欲しかったですね。
相変わらず、設定とか展開とか無茶苦茶で、主役?と思ってた人が途中退場になったり、序盤の伏線っぽい展開が回収されなかったりと、いかにもクソ映画ですが、それでも、1作目よりは少しはまともな映画に、D級がC級くらいにはなってました。なので、1作目を見れた人なら、2作目も問題なく、それなりには見れる(楽しめる)と思います。
新型のアルマダ3機(パシフィックリムでいうイェーガー)
今回のパイロットの3人(左から、ハマー、バグズ、バジャー)
実戦経験なしの新人パイロット。
この3人が主役だと思うでしょ?
違うんです。
主役は、この二人の博士。
前半も目立ってはいたけど、後半は完全に主役になる。
「左はロス博士」
アルマダ開発チームの実質の元リーダー。1作目のアルマダの強化改造プランを完成させたが、癖のある人物なので、開発チームから外されていた。しかし、後を引き継いだ博士がポンコツで、天才ロス博士のプランを無視して合理的なプランに変更して進めた結果、アルマダの性能はガタ落ちで問題だらけに・・・そこで、急遽チームに呼び戻された。
「右はホロウィッツ博士」
生物学が専門で、怪獣の研究をしているらしい。1作目の時の戦いでは、部下が大勢死んでいることから、怪獣への復讐に燃えている。
怪獣(ジャイアントキラー)も、1作目はドラゴンと恐竜を足して2で割ったようなデザインだったけど、今回のは虫系のデザイン。「怪獣・・・まだいやがった。」的な台詞もあるので、1作目の怪獣とは何かしらの関連があるようだけど、どんな関連性があるかは不明。しかも、やっと怪獣(ジャイアントキラー)を倒した・・・と思ったら、
今度は、スターシップトゥルーパーズみたいに、街中小さい虫怪獣(クモ)だらけになっちゃう。
更に、新たな巨大虫怪獣(ジャイアントキラー)が登場。
そこで、生物学のホロウィッツ博士が、作戦のフェーズ2(対怪獣生物兵器での攻撃作戦)を提案する訳です。クモを1匹捕まえて、解剖して弱点を見つけ、ロス博士とホロウィッツ博士で協力して新兵器を開発し、それで攻撃する。
そんな最終決戦的な作戦です。
でもね、その際に乗るパイロットが、なぜか上の3人ではない訳ですよ
ある事情があって、この3人が出撃出来ない。
さーーーどうする
・・・的なね。
果たして誰が乗るのか
それは、見てのお楽しみ
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●おまけ
「司令官」
左がこの映画の司令官なんだけど、なんとなく、アベンジャーズのウォーマシン「ローディ」に雰囲気が似ていて、ローディが司令官してる・・・と思って観てると、アベンジャーズとの繋がりも妄想できたりして、そういう楽しみ方も出来ました。
「司令室」
1作目は、どこかのラウンジをそれっぽくしていただけだけで、いかにも学生の自主製作映画だったけど、しっかりと司令室しています。
「アルマダ(ロボット)」
2枚のうち、上画像の矢印部分にコクピットがある。
コクピットの中が、1作目とは異なり、ちゃんとコクピットになっている。
ロボットのCGは「BRAVESTORMのレッドバロン」の方が凄いけど、コクピット内部の出来は、こっちの「アルマダ」の方が良く出来ている。
このアルマダ、自在に飛行するので、パシフィックリムアップライジングのイェーガーよりも、ある部分での性能は優れる。
「戦場」
怪獣初上陸シーン。
こちらはそれなりに緊迫感のあるシーンなんだけど、
こちらはその後、怪獣が散々暴れた後のシーン。
寸前まで、ずっと怪獣が大暴れしていて、街を破壊しまくり、市民の逃げ惑うシーンも多数挿入されたはずなのに、まるで何事もなかったかのように、平常な画。怪獣がオブジェに見える(笑)
怪獣後方の高速道路も、まるで何事もないように、普通の速度で適度な車間距離をとって落ち着いて走行する車達が・・・(笑)
戦場と、避難する市民の画、には見えないね。
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