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Channel: 魔神機兵団の日記
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ジオストーム・・・感想

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●お話

天候を意のままにできる宇宙ステーションが開発された近未来、地球は未曾有の自然災害に襲われることがなくなる。ところが運用開始から2年後、宇宙ステーションがウイルス感染して暴走し各地で異常気象を引き起こしてしまう。巨大災害が同時多発的に起きる地球壊滅災害“ジオストーム”の発生を防ぐため、宇宙ステーションの開発者ジェイク(ジェラルド・バトラー)と彼の弟マックス(ジム・スタージェス)が立ち上がる。

~シネマトゥデイより~

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●感想

レンタルしました。

 

久しぶりの、ド派手な災害パニック映画なので、結構楽しみに見ましたが、公開当時に見た方々のレビューに、詰めの甘い部分も多々ある・・・とあったので、過度な期待はせずに気軽に楽しみました。

 

でも、途中で気づいたけど、この映画の主人公「ジェイク」を演じている俳優「ジェラルド・バトラー」は、

この映画上矢印の主人公だった人じゃん!

 

昔はさ、スタローンやシュワちゃんが主人公の映画は、それがどんなジャンルの映画であろうとも、何が起こっても必ず主人公がみんなを救出し、絶対コイツ死んだ・・・という状況からでも主人公(とその周辺にいる仲間)だけは必ず生きていて、奇跡は常に起こると決まっていたけど、それを知りつつ見るのも楽しかった。いわゆるお約束ってやつだよね。

 

エンドオブホワイトハウスはそういう系の映画で、その映画の主人公がこの映画の主人公なので、この映画の監督はそんなつもりで作ってないだろうけど、俺が勝手にそういうお約束映画として見始めたら、設定の詰めの甘さ、奇跡や偶然の連続も、全てがネタに見えてきて、思いの外楽しく見れました。

 

でも

1か所だけすっげーーー気になった部分がある。

この映画は冒頭に、温暖化の影響で災害が増え始め、このままでは地球の未来がヤバイので、そうした異常気象(地球の天候)を操作するための宇宙ステーション「ダッチボーイ」を、世界17か国が協力し、米国と中国がリーダーとなって開発した・・・みたいなナレーションがあったのだけど、「世界17か国が協力して開発した」だけで良くね?「米国と中国がリーダーとなり」って、なんだその、取って付けたゴマする感じのナレーション!!

 

そのダッチボーイ。試験運転中はアメリカが管理していたけど、試験運転終了後は世界で共通管理することになっていて、まもなくその試験運転も終了する。そんなタイミングで、ダッチボーイ(の誤作動)が発生させていると思われる異常気象が、世界の数か所で確認された。そして、スタンドプレーが目立つため、一度は管理者をクビになったダッチボーイの元開発責任者だった主人公が、直せるのはお前しかいない・・・とか、勝手なことを言われてムカツキつつも結局、自分の造ったダッチボーイへの修理に向かう。

 

ところがこの誤作動、

世界征服を企む悪い奴が、ダッチボーイを兵器として悪用したいがために、故意に起こした現象だと分かる。そんな訳で主人公は、地球にいる主人公の弟と協力しながら、世界征服を企む悪い奴の正体を突き止めつつ、ダッチボーイによる人類の多くが滅亡する危機を、阻止するために戦う!

・・・みたいな話。

 

だからこの映画、

見る角度によっては正に、昭和のシュワちゃん的なヒーロー映画なのよ。そういう角度で見れば、詰めの甘さや奇跡が、新喜劇的なギャグに見えてきて楽しくなってきました。

 

あと香港で、

世界で一番最初に、ダッチボーイの異変に気付いた中国人が、偶然異変の現場に遭遇し、そこから愛車のスマートで必死に逃げるシーンがある。俺も昔スマートに乗っていたので、これを見ながら「がんばれスマートォびっくり」って応援してました。

はてさて、スマートは無事に脱出できたでしょうか?

それは、映画を見てのお楽しみチョキウインク

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