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Channel: 魔神機兵団の日記
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”BUSTER DRESS(3)・・・感想”

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●お話

彼らは鉄の巨人───。
「人工知能」×「ロボティクス兵器」が少年と宇宙を駆ける───!!!!

人類を救うべく生まれた人工知能、女王ALICE。彼女はなぜ人類に反旗を翻すこととなったのか? ドラグノフ博士が明かす知られざる「創世の神話」。──そして、女王打倒を目指す“死の騎士”小隊は活路を求めて敵陣内へ! そこに待つのは、彼らを熟知する裏切りの“騎士”。一触即発!!!


~amazonより~

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●感想

3巻は、小ネタがたくさんあって読み応えがあり、いくつかの謎が明らかにのですが、不思議と、「おお!あれはそういうことだったのか!?」みたいな感慨がない。なんだか次の4巻か5巻で終わってしまいそうな勢いで、突然、謎のネタバレが連続します。

このマンガ、大丈夫かな?・・・とちょっと心配。

 

だから今回は、俺の感想もネタバレします。

3巻はまず、アイラのパパが引きこもった理由と、セカンドアースを支配するAI「女王様アリス」が誕生した経緯(悲劇)が語られます。

 

そして、主人公晴斗の兄は、宇宙で事故に遭い、記録上は死んだことになっているけど、主人公の下に届いたのは記憶データだけで、体は帰ってこないため、主人公的には未だ行方不明だけど、きっとどこかで生きている・・・と受け止めている事実が語られる。しかもその記憶データは、ガンホークのAIに組み込まれているっぽいことが語られ、「ガンホーク」という名も、晴斗の兄のコードネームだった事実が語られます。

 

その辺りは、きっと誰もが想像ついたけどね。

 

更に、人間を裏切って女王アリスの側に寝返った「ボーンマスター」の正体が、宇宙漂流の事故者でアリスに治療を受けて甦った事実が語られ、主人公の晴斗も、恐らく読者の多くも、ボーンマスターは晴斗の兄では???と推測する。

 

・・・が、残念ながら、ボーンマスターは兄ではなかった。

 

彼の正体は、ガンダムSEEDのコーディネーターのような、優良遺伝子同士を交配させて誕生させた新人類で、恐らくはセカンドアースで旧人類を率いるリーダー的な存在として教育されていくはずだったのであろうが、その計画が頓挫したため、新人類は本来のリーダーとしての資質ではなく、スーパーマンとしての頑丈さを活かし、並みの人間が活動できない過酷な環境での労働を強いられ、次々と使い捨てられていった。

そんな中でも彼は、凍傷で壊死した体に人工の骨と筋肉を移植し、全身の多くを機械化して、改造人間のような体となっても生き永らえた。そんな体をした彼のことを皆は、「骨を統べる者(ボーンマスター)」と呼んだ。

そんな生き方をして、そんな体をしているからこそ、ボーンマスターは人間を裏切り、アリスの側に就いた。

 

なかなか面白い事実とキャラだったと思う。

 

そしてボーンマスターは、アリスからの指示で、晴斗をアリスの下へ連れていくため、「アイス・エイジ・エンジン(冷凍光線)」で晴斗を氷漬けにしようとする。その光線を受けてもなお活動できるのは、ボーンマスターのような新人類だけ。しかし晴斗は、その光線を打ち破ってボーンマスターに反撃を始める。

 

貴様(晴斗)は何者だ!?

というボーンマスターの台詞で、4巻へ続く。

 

これね、リアル系ロボットアニメ的な雰囲気なのに、ロボット1体1体が、まるで別々のロボットアニメの敵味方を終結させたコラボ作品みたいなノリなのよ。でもこれが、スーパー系の作品なら違和感ないけど、リアル系でそれをやるから、読んでいてな~~んか違和感あるのよね。作品自体も、一見ロボットモノではあるけど、ストーリーや展開も含めて、よくあるヒーローモノの展開を、キャラをロボットに置き換えて漫画化しているのよ。だから、ロボットマンガというよりも、鎧を着たヒーローモノのマンガって感じ。

 

少年ジャンプで例えるなら、中盤から終盤で連載しているレベルのマンガだね。でも俺は、序盤に連載されている超メジャーなドラゴンボールやワンピース的な作品よりも、バオーとかギルファーみたいな作品の方が好きなので、これからももう少し、温かく見守りながら読んでいくつもり。

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