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●お話
イギリスの田舎町で、ルーことルイーザ・クラーク(エミリア・クラーク)は失職を機に、交通事故で車いすの状態になってしまった青年実業家ウィル・トレイナー(サム・クラフリン)の介護と話し相手をする期間限定の職に就く。活力を失っていた当初は冷たい態度を取るウィルだったが、彼女の明るさに徐々に心を開き、二人は惹(ひ)かれ合う。そんなある日、ルーはウィルの秘密を知ってしまい……。
~シネマトゥデイより~
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●感想
レンタルで見ました。
DVDのジャケットとタイトルから、別れても好きな人・・・みたいな物語を想像していたけど、全然違ったよ。
職を失った女の子が、交通事故で車いす生活を送る金持ち青年の、介護の仕事をする、というお話。
人生に絶望して心を閉ざした青年が嫌な奴で、ドジで間抜けで天然な主人公と接するうちに、少しずつ心を開いていき、いつしかそれが恋に変わり・・・という、ありがちなお話。
でも・・・、
女の子と青年の設定(性格や人生観など)が、ありそうでない気がするので、見せ方も巧いけど、そんな二人が出会うまでの導入部分にも惹かれて、ラストも、ハッピーエンドではないかもしれないけど、心に染みて晴れ晴れとする終わり方が良かったなぁと思う。
ただ、ありがちで先の読める展開なだけに、途中の展開が、この後きっとムカムカする、この後きっと悲しい、と言うのをわかっていて見続けるのは、少し辛い気持ちもあった。それでも、総じて良い映画でした。
冒頭では、青年が車いす生活になる前の生活も描かれている。そのシーンはまるで、俺が想像した「別れても好きな人の物語」みたいだったけど、でもそれは本編ではなく、序章だったんですよね。
この青年は、歴代の介護人に、わざと嫌われるように振る舞い、誰も近寄らせない!
だから介護人は、1日何もせず、ただいるだけ。
「何もせずにただいるだけ」って精神的に凄く辛い。その上嫌味を言われるから、そりゃ誰でも辞めたくなる。
でも主人公は、その給料で家族を養っているため、生活が懸かっているから、何があっても辞められない。
主人公はドジで間抜けで天然だけど、良いことと悪いことの判断はしっかりしていて、言いたいことをしっかりと言う性格。そんな主人公に度肝を抜かれ、青年も、仕事の邪魔をするのは止めようという気持ちになり、
そこから少しずつ彼女へ心を開き始め、そんな青年の変化に対し、主人公も心を開き、お互い通じ合えるようになってくる。そんな段階になり、主人公の依頼された、本当の仕事内容が、「青年が自殺しないように見張ること」と知らされる。
果たして主人公は、青年に生きる希望を与えることが出来るのか?
・・・みたいなお話です。
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ドジで間抜けで天然の、この主人公の笑顔が可愛いんですよ。
あまり、こういう映画のこういう役に設定されない女の子に感じました。クラークという役を、クラークという名前の女優さんが演じています。
元々、ファッションの仕事をしたいと夢見ていた主人公のファッションセンスが、この映画の特徴でもあります。こういう服のセンスも結構好き。
でも、この主人公の顔、どこか見たことあるけど・・・思い出せないなーーー。
と思ってネットで調べたら、
ゲームオブスローンズの、デナーリス・ターガリエン役の女の子だった。
髪の色も違うし、性格と言うか、キャラ設定も全然違う。そんなデナーリスの役も好きだったけど、今回の映画のキャラの方が、よりハマっている感じがして、自然な可愛さがって俺好みかな?
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