「漫道コバヤシ」
ケンドーコバヤシさんが漫画家と対談する番組ですが、こんなのあったんだ
ブロ友さんの記事を見て、CSが見れない話をすると、DVD化されていることを教えてもらい、もしやと思いレンタルで探したら、ありました
現時点で3巻まで発売(セル&レンタル)されていて、とりあえず、桂正和さんの2巻だけ借りました。
---------------
●森田まさのり先生の対談もとても面白かったですよ。
ボクシングは、嫌いじゃないけど好きでもないみたいで、仕事上好きな振りをしていた・・・とか、ROOKIESは嫌々描いた・・・とか、自身は不良じゃなかったし、不良は好きじゃない・・・とか、意外なエピソードが満載すぎて、しかもそれを超にこやかに話すので、終始「マジ?(笑)」みたいな状態で見てました。
●みやすのんき先生との対談は、DVDの特典で、これまたエッチでアホなエピソードが満載で良かったですが、
---------------
今回お話するのは
「桂正和」先生との対談。
こんな一文から始まるこの番組。
コレ刺さる
学生時代、マンガのお陰でテストの点を取れたこともあるし、ぜんぶではないけど、絶対に人生に大切な何かを学んでいる。だから、この一文が何だかグサッときたね
番組は冒頭で、事務所内を少しウロウロした後に、こんな感じで対談が始まります。
噂には聞いていた、本物バットマンスーツ(映画用に製作された本物だけど、予備のスーツ)がたくさんあって、海外のネット通販で買ったらしい。
普通に漫画の裏話も質問するのだけど、そこはやっぱりエロの塊、ケンコバさん。
エロイ話もたくさん聞いていた。
電影少女の、洋太ともえみの手〇キシーンの話、
単行本化する際に、連載時にボカしたチ〇ビを加筆したのは桂正和先生が最初?の話、
今のAVに貧乳のカテゴリーが出来たのは、桂先生の影響?の話、
パンティのお尻がリアルすぎの話・・・などなど。
中でも、絶対領域の話は、確かにと、超納得しました。
「絶対領域」は萌え用語だそうで、この言葉自体は、TVチャンピオンの秋葉王の回がキッカケで世に広まったらしいけど、絶対領域がかわいく見えるファッションを作ったのが桂正和先生・・・という伝説のお話。
これは、女性のお尻のドアップを描く際の手法の1つで、太ももの途中まででコマを切ると、とても可愛く色っぽく見えることがキッカケだそう。
だったら普段の服装にも、太ももの途中で切れて見えるファッションを取り入れれば、ヒロインがより可愛く見えるに違いない。・・・そう思って、ミニスカートにハイソックスの服装を始めたそうです。
それまで、女性の服装を描く際は、基本雑誌を参考にしていたらしいけど、この絶対領域ファッションだけは、桂先生のオリジナルなんだそうです。
今ではそれが、アイドルだけでなく、一般の女子高生やメイド服などの制服でも定番になっているので、すげーなーと思いました。
---------------
全部話すと見る楽しみがなくなるので、あとちょこっとだけ。
「ウイングマン」
デザインルーツは「デンジマン」というのはWikipediaで読んで知っていたけど、本人の口から聞くと、感慨深いモノがある。
でも、そういわれると確かに、デンジスティックや、それを収めているケースも含めて、なんだかクロムレイバーっぽい。
そしてウイングマンというと、東映の特撮ヒーローやバットマンが大好きな桂先生の割に、弱い主人公、女性キャラばっかり、バラエティ色の強いエピソードなどなど、既存のヒーローモノとはいろいろと違いすぎるところが斬新で、最大の特徴。
そんな斬新なところが大好きではあるけど、しかし俺は、もっと既存のヒーローモノらしさがあっても良いのに・・・と物足りなさも感じていた。なんでこういう風にしたんだろ?と、ずっと謎だったけど、全て、担当のトリシマさんの案だったそうだ。
桂正和先生自身は、既存の東映ヒーローをトレースした内容にしようとしていたらしい。
■女性キャラ
その担当のトリシマさんに「おまえの女には色気がない」とか、「もっと女の子をいっぱい出せ」とか言われて、悔しさとリアル思考へのコダワリから、グラビア雑誌等で必死に勉強した結果、パンティ描写が妙にリアルになったり、女性キャラを異常に可愛く描けるようになったそうだ。
「超機動員ヴァンダ―」
本当は、もっと硬派な作品にしたかったそうだ。でも担当から、ウイングマン的な内容にしないとダメだって言われた結果。2巻で終わってしまった。
そんな俺も、これはきっと、東映特撮ヒーローっぽい内容にしてくれるに違いない。そう信じて読んでいて、結果違う内容だったけど、それでも好きで読んでいたのに、2巻で終わったのは残念だった。
「電影少女」
これ「でんえいしょうじょ」が正式なタイトルで、副題が「ビデオガール」だそうです。
ずっと、電影少女という漢字をビデオガールって読むのが正しいと思っていた。
そして、あいのモデルはのりピー・・・みたいな噂があったらしいけど、実際にはどちらかと言うと、もえみの方が桂正和先生のイメージするのりピーだそうで。でも13巻の表紙だけは、あえてのりピーをイメージしてあいを描いているそうです。
「ZETMAN」
第一幕(対談時は連載中だけど、現時点では連載終了)
第二幕(本当はここを描きたくて、この連載を始めたそうだ)
この作品は第二幕で全ての物語が終わるらしい。
でも担当から、主要キャラの内面を、もっと踏み込んで描いてほしいと言われた結果、少年ジャンプの頃の4~5倍長い展開になってしまい、生きてるうちに連載を終える自信がないから、今のところ第二幕を連載する予定はないとのこと。
第二幕を描いてほしいよぉ。
それを信じてヤンジャン買い続けているのに。
■少年ジャンプでは
因みに主人公の人(ジン)は、少年ジャンプの頃には絶対に描かせてもらえなかった、カッコイー主人公だそうで、高雅は、広野健太のネガティブ正義感キャラ、なんだそうです。
---------------
書きたいことはもっといっぱいあるけど、この辺にしておこう。
桂正和先生はとても気さくな人で、仲良くなって一緒にお酒でも飲みたいな~~~と思えるような、そんな人でした。