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●著者について
秋元治氏アシスタントを経て『週刊少年ジャンプ』で゙デビュー。その後同じく『週刊少年ジャンプ』で゙連載デビュー。圧倒的なメカ描写でミリタリーファンノ熱烈な支持を受ける。
●内容解説
ミリタリー漫画の巨匠・うすね正俊ファン待望の傑作短編集、ついに発売!!
~amazonより~
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●感想
上の解説にも書いてあるけど、これ短編集なんです。
■COMBATDOLL
第1話(1984年/週刊少年ジャンプ)
第2話(1987年/週刊少年ジャンプ ウインタースペシャル)
第3話(1996年/MANGAオールマン)
第4話(1996年/MANGAオールマン)
■HUNTER(1988年/スーパージャンプ)
■バイバイ ブローバック(1982年/月刊少年ジャンプ)
■サムソン(1983年/フレッシュジャンプ)
※:( )内は掲載された年代と掲載誌
目次は上記のような感じ。
いずれもパワードスーツやロボットが出てくる、未来の戦争をテーマにした読み切り漫画です。
中でもコンバットドールという漫画が、話や登場人物には繋がりはないのだけど、コンバットドールと呼称されるパワードスーツの出てくる、共通の世界観を描いた物語になっていて、作者にも特別な思い入れやコダワリがあるのか?この本の中では、特に読み応えを感じました。
コンバットドールって、
まるで「レッドアイズ」という漫画の「番外編」みたいな内容です(作者も違うし、全然関係ない漫画だけどね)。レッドアイズがパワードスーツ隊員のエースを描いた物語なら、コンバットドールは一般兵のパワードスーツ隊員を描いた物語・・・そういう感じです。
因みに・・・、
「第1話」
「第4話」
第1話と第4話では描いた時期に12年の開きがあるし、恐らく掲載誌の影響もあるだろうけど、画の緻密さもそうだし、画の質や物語の内容も全然違うんだよね。
面白いと思ったのが、第1話や第2話は、戦争より物語を見せる感じで、どこか長閑で、ファンタジーな要素すらも感じるのだけど、第3話や第4話は、物語よりも戦争を見せる感じで、兵器の緻密さ、死やグロさの描き方のリアルさが際立ち、そういう部分が印象に残り、登場人物はあまり印象に残らない。個人的には、第1話や第2話の方が好きだかな。
パワードスーツも、昔の方が未来的で強そうに見えるし
●コンバットドール以外では
サムソンが好きだね。
巻来功士先生のサムライRっぽい感じです。
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