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●お話
アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死(ひんし)の重傷を負うが、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に置き去りにされてしまう。かろうじて死のふちから生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドにリベンジを果たすべく、大自然の猛威に立ち向かいながらおよそ300キロに及ぶ過酷な道のりを突き進んでいく。
~シネマトゥデイより~
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●感想
公開当時から気になる映画だったけど、
スケジュール的に合わず、映画館へは行けなかったんだ。
で、レンタルされ始めたので早速借りたんだけど、
正直、あからさまに重そうな内容だし、
レオ様念願のアカデミー賞受賞作品。そう聞くと、
レオ様の想いが籠もって、余計に作品の重みが増す感じ?
なので、ズートピアとどっち借りようか、
本気で悩みました(笑)
でも、映画好きな友達が
「レヴェナントは面白い。」と言ってたのを思い出し、
それを信じて、結局こっちを借りました。
実際見てみて、思ったほど重くはありませんでした。
冒頭から、物語の雰囲気や空気にすぐ引き込まれるし、
いろいろ感じたり、考えたり、悩んだりしながら見る、
そういう系の重い話かな?・・・と思っていたけど、
確かに、画面から漂う雰囲気は重いです。
でも、物語自体がすっごくシンプルで、
台詞もそれほど多くはないから、
映画を見ながら、考えたり、悩んだりすることなく、
意外と、気持ち的には軽く見れた気がしました。
とにかく、
主人公の生きようとするチカラ、
自然の猛威を表現する映像のチカラ、
そういうところに魅せられて見入ってしまう。
・・・そういうタイプの映画でした。
さすがに、160分あるから長さは感じるけど、
飽きることなく、最後まで見れましたよ。
予告でもお馴染み、レオ様が熊と戦うシーンも、
どこまでが芝居なのか?わからないくらいの、
迫力を感じました。
物語は、開拓時代の、アメリカ西部のお話。
真冬の山奥で、毛皮を売るために、
数百人もいるハンターの大部隊が数チームに分かれ、
大量の動物狩りを生業としている。
ある日の狩猟中、主人公のいるチームは、
その付近を縄張りにする部族からの襲撃に遭い、
一旦、基地への退却を余儀なくされた。
しかし、その帰路の途中、主人公は瀕死の重傷を負う。
しかも、チームで仲間割れが起こり、
同じチームにいた主人公の息子は殺害され、
重傷の主人公はその場に置き去りにされてしまう。
誰もが"主人公は死んだ"そう思っていたのだが、
「犯人への復讐。」ただただその一心から、
もがき苦しみながらも、冬の山で必死に生き抜く。
そして、這いつくばりながらも、犯人を追いかけ始める。
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