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●お話
西暦2265年、木星のそばに位置する人工居住区「うず潮」は、「ギャラクシー街道」と呼ばれるスペース幹線道路で地球と結ばれている。以前はにぎわった街道も開通して150年がたち、老巧化が問題視されてきた。そんな街道の脇で営業している飲食店には、さまざまな星からそれぞれに事情を抱えた異星人たちが集まっており……。
~シネマトゥデイより~
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●感想
あんまり世間の評判は良くないようだけど、
俺は、いつもの三谷幸喜監督作品より、なんだか楽しめました。
未来にある、地球と木星(の近く)を結ぶ、宇宙船の通り道、
通称「ギャラクシー街道」。最近では、ギャラクシー街道を通る
宇宙船も激減し、この街道もすっかり寂れてしまっている。
そしてそんな、寂れた街道沿いにあるハンバーガーショップ
「サンドサンドバーガー・コスモ店」が舞台。
要するにね、この映画を観る人たちは、
NHKの「ドキュメント72時間」を見ているような感じで、
寂れたハンバーガーショップに時々やってくる客を、
ひたすら観察している・・・みたいな気分。
よく、すべらない話で「たまたま訪れたレストランの変な客」
・・・みたいな話をしているでしょ?そういうレストランに、
俺も偶然居合わせた。そんな気分で見るのが、きっと正解です。
やってることは、毎度お馴染みの三谷幸喜監督作品で、
いくつものトラブルが、微妙にズレたタイミングで、
お店のあちこちで発生する。そんな感じなんだけど、
いつもと違うのは、それぞれのトラブルを、無理矢理1つに
繋げていくような、そういう強引な笑いではなく、
それぞれのトラブルを単独で、1つずつ見せていくような、
そういうところが俺の好みだったのかな?
香取慎吾演じるノアは、地球人でハンバーガーショップの店長。
・・・なんだけど、序盤、なんだか怒ってばかりの役。
なんとなく、今のSMAP解散の報道と、重ねて見てしまった。
SMAP解散の真相、今は無理でも、いつか誰かに、
しっかりと語ってほしいね。
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