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主人公は幼いときに家族をなくした
17歳のプロ棋士、桐山零。
彼の棋士としての生活と、
あかり・ひなた・モモの三姉妹との交流をメインに
物語は描かれます。
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以前にちょっとだけ立ち読みして、
温か味のある絵がいいなぁ・・・と感じ、
ずっと気になっていた作品を、
最近になり、やっと読むことが出来ました。
現在発売されている最新10巻までを、一気に読みました。
思っていたのとちょっと違う話だったけど、
いやぁ~なかなか面白いです。
全体的に温か味があって良いですね。
このマンガ、何が面白いってね、台詞がほぼ心の声なのよ(笑)
(特に主人公は)
主人公は人見知りが激しい上に、
精神的にちょっと病んでいるキャラ。
しかも、プロ棋士になるほどだから、
細かいところに気づきすぎたり、いろいろ鋭い。
だから、口下手な代わりに、心で語ることが多いんです。
でも決して、根暗なマンガではありません。
主人公がお世話になってる家の三姉妹が超明るくて楽しくて、
特に(長女と)三女が激しく癒しキャラだし、
主人公のライバル棋士がまた笑えるキャラで、
明暗のバランスも良いです。
そんな、
ネガティブ思考で、なんとなく生きている主人公も、
お世話になってる三姉妹の次女がイジメに遭うことで、
ようやく、
人生のやる気スイッチがONになります。
その娘を助けようと、必死にあがくんです。
そして、なんだかんだあり、イジメは一応解決します。
で、
「最新10巻」 は、
やり直した高校生活にも、自分なりの答えを見つけた主人公。
自分の次女への恋心にも気付き、少しずつ行動を始め、
棋士としても確実に能力を上げてきていた。
そんな感じで、
なんだか世の中全て平和に感じてきたそのころ、
三姉妹が暮らす家に、幼い頃三姉妹を捨て、
浮気相手と出て行ったはずの父親が戻ってきて、
一緒に住もう・・・とか言い出す。
この父親がなかなかの曲者で、
戻ってきたのは当然、三姉妹が恋しくなった訳ではない。
それどころか、ここの三姉妹を追い出し、
今の家族とここに住む・・・実はそういう計画。
このダメ親父は頭の回転が速く異常にクチが巧いので、
このままでは人の良い三姉妹がヤバイ。
そこで主人公は、天才棋士としての才能をフル活用し、
グッドウィルハンティングのマットデイモンの如き勢いで、
父親と対決する訳です。
で、主人公は父親に対し、
三姉妹ですらフリーズするほどの、
超必殺技を炸裂するんですけど、
読んでるこっちまで、えーーーーっ!!って展開で、
11巻に続く・・・なんですよね。
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うわーーー早く続きが読みてえーーー。
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3月のライオン[~10。以下続巻]
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