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Channel: 魔神機兵団の日記
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ニード・フォー・スピード・・・感想

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ニードフォースピード
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●お話
天才的なドライビングテクニックを持つ
レーサーのトビー(アーロン・ポール)は、
パートナーのディーノ(ドミニク・クーパー)に
裏切られぬれぎぬを着せられてしまう。
そのリベンジを果たすため、
彼はチューンアップされたスーパーカーが
目にも留まらぬスピードで疾走する
危険なストリートレースに挑む。
ライバルたちの妨害や
警察が執拗(しつよう)に追跡する中、
ゴールに向かってひた走るトビーだったが……。
~シネマトゥデイより~
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●感想
物語はB級だけど、
カーアクションは超S級だね。
もう、カーアクションだけで満足出来るってくらい
カーアクションの迫力、臨場感が凄まじい。
これだけの高級車を使いながらCGを一切使わず、
全て実車で、実際に行っただけはあるよね。
そして、超かっこいいスーパーカーと、
キレイな景色とを組み合わせた画が多いのも特徴。
ちょっとした芸術作品を見ているようなシーンも多々ありました。

序盤は主人公の悲惨な状況を説明する展開で、
その悲惨な状況を作り出した理由の1つが、
主人公トビーのライバル的存在ディーノ。
でもなんせ悲惨な状況なので、
物語のテンションは低いし、展開が説明臭くてちょっと退屈。
それでも序盤は、旧車でのカーアクションが
退屈な展開をほどほどに紛らわしてくれる。

そして中盤、

主人公はディーノのせいで、
さらに悲惨な状況へと追い込まれるのだけど、
そこが人生の底辺なので、あとは這い上がるだけ。
・・・的な展開になるのですが、
その這い上がるスピードが半端なく、
ラストへ向け、
一気に物語のテンションも上がっていきます。

そしてラスト寸前、意外な展開に少し驚かされます。

主人公は中盤で、
ディーノとのストリートレース中
元恋人の弟で、自分の弟分でもあるピートを、
事故で死なせてしまいます。
その事故の原因がディーノなのですが、
あろうことか、ディーノはその場から逃走し、
金と地位に物を言わせてアリバイ工作したため、
結果的に主人公が事故死の犯人扱いされ、
投獄されてしまいます。

事故で死なせたことも当然ですが、
それ以上に、逃げたことを許せない主人公は、
ディーノが出場するアメリカ最大のストリートレース
「デレオン」での復讐を誓う訳です。

ところがその、デレオンに参加するのが難しい。

主催者に見初められないと参加できないし、
その主催者がどこにいるかもわからないし、
仮に参加出来ても、勝てる性能を持つ車が必要で、
勝てる車は必然的に、超が付く高級なスーパーカー。
しかも、ストリートレースは違法行為なので、
どこの国のどこの道路で開催されるのかは主催者以外知らず、
参加選手ですら、直前まで開催国以外知らされない。

そこで助けてくれるのが、
かつて自分がチューンした中でも最高性能車で、
幻と言われたマスタングの購入者(の娘)ジュリア。
このジュリア、ただのセレブなお嬢様ではなく、
車の知識に優れ、頭も切れる・・・が、お転婆娘。
嫌がる主人公を尻目に、これは自分の車だと主張し、
何が何でもこのレース(騒動)に加わると言い張る。
このときのジュリアの絡み方が少し唐突だったように感じたけど、
結果的には、彼女の存在により、その後楽しい展開になりました。

ところが、
苦労して借りた幻のマスタングが、
ディーノの策略でレース前夜にまさかの大破。
その車でレースに参加予定だったのに、明日はどうするの?
・・・と不安に駆られる中、代わりに登場した車が、
そこでその車を出すか?
・・・という意外な車で主人公はレースに参加します。

ラストはまた、熱いレースが展開されます。
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