公開日:2022年11月11日
レンタル:2023年9月20日
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●お話
九州で暮らす17歳の岩戸鈴芽(すずめ)は、扉を探しているという旅の青年・宗像草太と出会う。彼の後を追って山中の廃墟にたどり着いたすずめは、そこだけ崩壊から取り残されたかのようにたたずむ古びた扉を見つけ、引き寄せられるようにその扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で次々と扉が開き始める。扉の向こう側からは災いがやって来るため、すずめは扉を閉める「戸締りの旅」に出ることに。数々の驚きや困難に見舞われながらも前へと進み続けるすずめだったが……。
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●感想
トータルではそれなりに面白かったし、
最後はいい感じに感動のある楽しい映画でした。
でも前半は・・・。
前半は、
売れる前の新海誠監督っぽくて好きだけど、
本編とは直接関係のない展開が多くて、
好きだけど少し退屈に感じました。
後半の、
草太がいなくなってからの展開が、
冒険している的な、
物語の進展を大きく感じて、
妖怪退治らしい盛り上がりもあって、
新海誠監督っぽくはないけど楽しかったです。
個人的には、
草太がいなくなる展開をもう少し早くして、
3人で車に乗って冒険をするのを、
物語のメインにしていれば、
この映画も、
もっともっと盛り上がっていた気がする。
でもそれでは、
新海誠監督らしい映画ではない!!
そんな気がするんだよね。
物語ですが、
日本はとても地震の多い国ですが、
その理由は、
地震を発生させる妖怪が暴れているから!!
・・・と言うのがこの物語の設定。
でもその悪い妖怪は、
遥か昔に、
凄い人達が結界の中に閉じ込めました。
ところが、
廃墟にあるこのような扉は、
結界の不安定になった部分の入口になりやすく、
扉から、
妖怪のチカラが溢れ出てしまうことがある。
話は逸れるが、
あの白い扉って、
どこでもドアのパクリじゃね?
・・・みたいなことが
ネタにされまくってましたね
それはともかく、
溢れ出ただけの小さなチカラでも、
震度3とか4の地震になってしまうので、
もしも結界が破られたら、
何万人と言う死者出る大震災になってしまう。
そこで、
扉にカギを閉めて、
結界の弱くなった部分を補強する、
「閉じ師」
と言う仕事が存在します。
この男(草太)は閉じ師です。
ある時草太は、
九州の扉を探して、
偶然出会った主人公のすずめに、
この町の廃墟の場所を尋ねる。
すずめは草太に廃墟の場所を教えるが、
幼い頃の廃墟の記憶や、
草太のことが気になったので、
すすめも廃墟にやってきて、
草太よりも先に扉を見つけてしまい、
扉から不思議なチカラを感じたので、
思わず扉を開けて、
扉の奥の結界の中に侵入してしまう。
そして、
結界の中の「要石」を破壊してしまった。
破壊された要石は「猫」になり、
草太は猫に「椅子」にされてしまう。
椅子の姿では、
扉にカギを閉めることが出来ないので、
責任を感じたすずめが手伝うことになり、
2人の、
逃げた猫(要石)と、
全国の妖しい扉を探す旅が始まる。
みたいなお話でした。
なんだかんだで、
最後は感動するし、
嫌いじゃないんだなー。
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