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BLUE GIANT [映画]・・・感想

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公開日:2023年2月17日

レンタル:2023年10月18日

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●お話

仙台に暮らす高校生・宮本大はジャズに魅了され、毎日ひとり河原でテナーサックスを吹き続けてきた。卒業と同時に上京した彼は、高校の同級生・玉田俊二のアパートに転がり込む。ある日、ライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会った大は彼をバンドに誘い、大に感化されてドラムを始めた玉田も加わり3人組バンド「JASS」を結成。楽譜も読めずただひたすらに全力で吹いてきた大と、幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈、そして初心者の玉田は、日本最高のジャズクラブに出演して日本のジャズシーンを変えることを目標に、必死に活動を続けていく。

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●感想

原作読んでるから、

この作品の面白さは知っていたけど、

知ってるけど

それでもやっぱり、

正直予想外だったびっくり気づき

この映画面白え!

音楽ってすげーな!!

 

これはジャズの映画だけど、

原作読んでる時は

主人公達の音楽って

現実には、

いったいどんな音がするんだろ?

・・・って、

ずっと気になっていた。

特に

スーパーパワープレイヤー宮本大の、

サックスの演奏

俺はこの漫画が好きすぎるから、

幻滅するのが嫌で劇場には行かなかったし、

俳優さんたちが演じる主人公達の声も

なんだか少し不安だったりした。

 

でも

おでれーた!?

3人とも声が合ってる!!

特に宮本大役の「山田裕貴」さん。

漫画を読みながら、

頭の中でイメージしていた声と全く同じ。

喋り方までイメージ通り!!

声優としての演技もウマイ!!!!!

他の二人は

序盤は演技が浮いてるけど、

途中からめちゃくちゃハマってくる。

沢辺役の「間宮祥太朗」さんも、

玉田役の「岡山天音」さんも、
キャラ(顔や性格)と声が合ってます。

 

これは映画の予告で、

3人の声や演技の雰囲気とか分かると思います。

演奏も少しきけます。

 

劇中の曲は、

上記の3人のプロが演奏をしています。

 

主人公達3人の代表曲「FIRST NOTE」を、

Youtubeで検索すると

プロもアマも、

様々なバンドがこの曲を演奏しているけど、

それらを聴くと、

宮本大のサックスを担当している

馬場智章さんの演奏」が、

他の人の演奏より「力強い」のが理解出来ます。

まさに主人公(スーパーパワープレイ)ですね。

サックスに力強さを感じる方が、

この曲の良さをより強く感じました。

 

物語は

BLUE GIANT [第1部/全10巻]
原作4巻125ページから10巻ラストまでの、

東京編が描かれています。

(1~4巻までの)仙台編もちょっとあります。


宮本大」は

プロのジャズサックス奏者を目指して、

仙台から上京してきた、

コダワリが強すぎて頑固で不器用すぎる男。

お金はないが夢の大きさだけは誰にも負けない!!

毎日橋の下でたった1人で何時間も練習をする。

そんな日々を1人だけでずーっと繰り返してきた。

人は、

他人の何万倍も努力を積み重ねると、

それはいずれ才能に進化する。

・・・みたいな男。

 

沢辺雪祈」は

4歳の時からピアノをしていて、

音楽大好きでセンスの塊。

でもちょっと、

器用すぎるのが欠点な男。

プロのジャズピアニストを目指し、

様々なバンドで助っ人演奏と言う修行をしていた。

そんなある日、

沢辺が助っ人で参加したバンドのライブを

宮本大が偶然見に来て2人が出会い、

意気投合してバンドを組むことになる。

 

玉田俊二」は

宮本大とは仙台(地元)の高校の同級生で、

東京では宮本大と一緒に暮らしている。

宮本大はプロ奏者を目指すプータローだが、

玉田俊二は大学生。

玉田俊二は大学のサッカーサークルで、

全力での汗臭い青春を夢見ていたけど、

みんなやる気がないから、

青春を諦めてサークルを辞めた男。

一生懸命すぎる宮本大に影響されて、

2人がドラムを探していることを知り、

未経験でド素人の初心者なのに、

ドラムとして2人のバンドに加わろうとする。

 

そんな3人は

日本ジャズ界の日本武道館(聖地)と言われる
SoBlueTOKYOでのライブを目指し、
バンド「JASS」を結成してデビューをする。
・・・みたいなお話

 

6巻半を2時間なので、
細かい話は省かれています。
しかし
この漫画は余談も多く、
映画は関係するエピソードだけに絞られ、
見やすくスッキリしている印象で、
音楽もとても素晴らしいです。
ただ
最後のとある事故に関して。
原作ではソーブルー東京への想いを、
少しずつ丁寧に重ねていくエピソードが、
俺の胸をギューッてしたけど、
映画はエピソードが絞られている分、
想いの積み重ねが少し足りない印象で、
胸をギューッとまではならなかった。
だとしても
物語も面白くて、
それを劇中の演奏が盛り上げてくれるので、
とても良い映画でした。
オススメですウインク上差し

 

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