公開日:2022年1月14日
レンタル:2022年5月11日
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●お話
ロデオ界の元スターのマイク・ミロ(クリント・イーストウッド)は、落馬事故をきっかけに家族とも別れ、今は競走馬の種付けの仕事をしながら一人で暮らしている。ある日、彼は元雇用主にメキシコにいる息子のラフォ(エドゥアルド・ミネット)を誘拐するよう頼まれ、単身メキシコに向かう。マイクは少年ラフォと出会い、二人でテキサスを目指すが、その道のりは困難なものだった。
~シネマトゥデイより~
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●感想
クリント・イーストウッドの監督デビューって、
「硫黄島の手紙(2006年)」
だと思ってたけど、
「恐怖のメロディ(1971年)」
が監督デビューなんだね。
その後も数々の作品で監督して、
このクライマッチョで監督40作品目。
道理で名監督な訳だ
調べてみたら、
俺がこれまでに見たイーストウッド監督作品って、
(あくまでも監督した作品だけ)
①ダーティハリー4(1983年)
②許されざる者(1992年)
③マディソン郡の橋(1995年)
④トゥルー・クライム(1999年)
⑤ミリオンダラー・ベイビー(2004年)
⑥グラン・トリノ(2008年)
⑦インビクタス/負けざる者たち(2009年)
⑧リチャード・ジュエル(2019年)
⑨クライマッチョ(2021年)
全部で9作品。
と言うことは、全体の約1/4。
意外と見ていなかった。
イーストウッドの監督作品って、
少し重めなトーンの映画が多くて、
心を準備が必要なので、
だからあんまり見ていないのだけど、
最近見た2つは、
●「インビクタス/負けざる者たち」
●「リチャード・ジュエル」
どっちも、
イーストウッドが主演ではなかったので、
久々に、
イーストウッドが主演する映画を見たくて。
「クライ・マッチョ」を見ました。
相変わらず、
少し重めなトーンの雰囲気だったけど、
内容的にはそんなに重い話ではないので、
とても見やすく感じた。
それに、
イーストウッドって、
自分をいい感じに魅せるの(演出)が巧いなー。
ヨボヨボのおじいちゃんなのに、
やることなすこと渋くてカッコ良かった。
あんなおじいちゃんになりたいよ。
物語ですが、
ロデオ界のスターだった主人公は、落馬事故をキッカケに妻子と別れることになり、その後は調教師の仕事を適当にこなしながら自堕落な生活をしてきたが、かつてのスターに期待をしていた社長はガッカリで、主人公は唐突にリストラされてしまう。
そこへかつての友がやってきて、金がないならいくらでも払うから、メキシコにいる、別れた妻と暮らしている俺の息子が、妻からDVを受けて困っている。だから、息子を俺のところに連れて来てくれ。
・・・という依頼をされる。
要するに誘拐(犯罪)なので、一度は断るものの、その友には人生の終わりのような状況を助けられた大恩もあるので、渋々引き受けることに。
友の息子は意外と簡単に確保出来たものの、そこからの逃亡は容易なものではなかった。別れた奥さんは自分の手下のチンピラを使って、主人公を執拗に追いかけてくる。そしてそんな逃亡の最中に、主人公は人生においてある大切な出会いをする。
・・・みたいなお話。
友の息子とは、
祖父と孫くらい年齢が離れているけど、ともに逃亡を続けるうちに友情が芽生え、失ったはずの活力を取り戻していく・・・みたいな感じ。
特に何が面白いという訳ではないけど、物語の中に流れている空気(雰囲気)が良かった。俺は好き。
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