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Channel: 魔神機兵団の日記
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マルチロボ-屍の砦篇-[文庫版]-全1巻-・・・感想

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マルチロボの文庫版[新装版]は、

非売品です

本当は

約一年前の、

文庫版入手直後に感想を書くはずが、

いろいろ準備をしていたら、

感想書くまでに1年経ってしまった滝汗滝汗滝汗

---------------

マルチロボとは

中学生時代のがしゅんさんが、

ゲッターロボをヒントに描いた漫画で、

4人の主人公(メインはアラシ)が、

 


それぞれの戦闘機に乗り、

マルチエレメントという

箱の中で合体して、

箱ごとロボットに変形し、

 

作戦や状況、敵の能力に合わせて、

4種類のロボットにチェンジする。

・・・という設定

 

1人でも2人でも操縦は出来るけど、

4人全員乗ってないと、

100%のパワーは発揮されず、

100%のパワーじゃないと、

敵とまともに戦うのは難しい。

・・・という設定

---------------

■ブログ版

01話02話03話04話05話

21話22話23話[完]

---------------

■文庫版感想

ブログ版は

読んでいてとても楽しかったけど、

行動目的の分からないキャラが何人かいて、

その行動目的を

想像(推測)することは出来るけど、

ブログ版は、

編集やカットされてる場面があるため、

編集前のオリジナル(文庫)版なら、

もしかして、

キャラの行動目的が分かるのかな?

・・・と考えたら

どうしてもオリジナルを読みたくなって、

がしゅんさんに相談してみたら、

たまたま1冊だけ文庫版の在庫があって、

譲ってもらることになりました。

本当にありがとう笑い泣き笑い泣き笑い泣き

でも結局

文庫版にも行動目的は描かれてなかった。

ブログ版と同様に、

読者が想像して楽しむ感じでした。

でも残念な感じはなく

文庫版の方が流れが良くて読みやすいし、

戦闘シーンの構図等も、

ブログ版は縦読みを意識して、

編集や加工をされているページも多いので、

文庫版はブログ版より、

本来の横読みで読みやすく、

見開きのページには迫力があって、

その分見応えも増していて、

とても面白かったよ

画や構図もアクションも、

中学生とは思えないくらい巧いしね。

 

因みに

せっかく貰った本を、

今後も大切に保管しようと考え、

カバーを作りました

A4サイズの写真用紙で作ったから、

折り返しの内側が短い。

内側も本格的なのを作ったのに、

泣く泣く内容を

カットしたり縮小したりした。

また

この漫画は「タイトルロゴがなかったので、

俺なりに昭和っぽいタイトルロゴを考えてみた。

カタカナを立体的にするだけだと

なんだかちょっと物足りなかったので、

立体感を強調するパターンはやめて、

チームの中心がアラシで、

アラシのモンスターが鳥モチーフだから、

真ん中のを鳥にしてみました。

--------------

--------------

本題に戻るけど、

1点」だけ

(ブログ版も文庫版も)

物語の後半部分に惜しいところがあった。

物語の後半は

マルチロボを開発した

時田博士の息子アキラ」少年が、

用事があって街に行ったら

敵戦闘員に遭遇して襲われてしまう話と、

時を同じくして

敵ロボットが「6体も同時」に出現する。

・・・というお話でもある。

 

基地には

非パイロットの女戦士が2人いるため、

男性パイロット4人は「敵ロボ」との戦いへ、

女戦士2人が「アキラ」少年を救出に行く。

その方が無理のない流れや設定ではあるけど、

そうはならずに

主人公のアラシが助けに行くという

熱い展開となる炎炎炎

ただ・・・

主人公の「アラシ」は、

敵ロボット6体の大暴れを放置して、

博士にも仲間にも連絡をしないまま、

アキラ」少年を助けに行くため、

3人だけで

6体の敵ロボットと戦わねばならない仲間は、

アラシが来ないし連絡も取れないから、

プチパニクる展開となる。

そうなった

理由も説明も描かれているし、

向かった先に、

偶然アキラがいて助けた感じでもある。

でも・・・

一人で助けに行く流れの説明や、

そこに行くための前フリや理由が、

ちょっと弱いかな?

・・・と感じた。

恐らくは

作者がまだ中学生だったのもあるし、

見応えとカッコ良さを両立しようとして、

無理のない展開を、

あれこれと考えすぎちゃったのかな?

・・・という印象ではあるけど、

個人的には

分かりやすい

理由が1つ」プラスされるだけで、

今よりグッと良くなりそう・・・と感じた。

例えば

マジンガーZ対暗黒大将軍のシローみたいに、

アキラが街に行った用事が、

アラシの誕生日プレゼントを買うためで、

街に行ったら敵に襲われた。

みたいな感じで

え?アキラが?俺のために?

・・・と知ったアラシが、

やっぱり俺は

多くの命のために

1つの命を犠牲にするのは嫌だ。

俺はどっちも助けたい。

だからアキラは俺に助けさせてほしい。

・・・みたいな理由や展開で、

アラシが助けに行くのなら、

アラシの性格を知る仲間たちも、

文句を言いつつもなんだかんだで、

頑張って戦って待っていてくれる。

・・・そんな気がしました。

 

当時の作者の、

狙いや葛藤がいろいろあったろうけど、

読者の俺はそんな風に感じた。

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■文庫版の好きなシーン

以下は

マジンガーZに例えると、

光子力ビームと

ロケットパンチを同時に発射して、

3体の敵ロボを一気に倒す、

熱盛のシーン。

ブログ版だと、

上記2コマ目の見開きページが、

ブログの縦読みに合わせて、

2コマに分割されてしまったので、

3体同時に倒しているのが、

一瞬ちょっと分からない。

だけど

見開きでこのシーンを見ると、

3体同時ブチ抜きが迫力あってカッコイー。

 

このシーンは、

文庫版もブログ版も同じだけど、

俺はマンガでもアニメでも、

コクピットにいるパイロットが

描かれているシーンが好きなので、

このコマも好きなのよね。

 

市街地での戦闘シーンを、

俯瞰の視点で見たコマ。

漫画でもアニメでも特撮でも、

こういう

引きの画も好きなのよね。

コレに出てくるマルチロボとは、

そんな漫画ですプンプン上差し


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