公開日:2020年3月6日
レンタル:2020年11月6日
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●お話
2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0の地震が発生し、それに伴う巨大な津波が福島第一原子力発電所を襲う。全ての電源が喪失して原子炉の冷却ができなくなりメルトダウン(炉心溶融)の危機が迫る中、現場の指揮を執る所長の吉田昌郎(渡辺謙)をはじめ発電所内にとどまった約50名の作業員たちは、家族や故郷を守るため未曽有の大事故に立ち向かう。
~シネマトゥデイより~
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●感想
公開当時から気になっていたけど、
ようやく見ることが出来ました。
(これは当時のニュース映像)
東日本大震災のときは、
俺は関東だから大きい被害はなかったものの、
そんな関東でも、
この日はこれまでにない大きい地震だったし、
福島第一原発のことも
当時のニュースでいろいろ見ていたから、
この映画は見たかったけど、
重い内容であることは間違いないので、
なんとなくいつも後回しにしていました。
・・・が、
ようやく見たい気分になりました。
(これは当時のニュース映像)
この爆発までの経緯や、
爆発の時に現場では何が起こっていたのか?
当時の作業員たちがどれほど頑張っていたのか!
地震後の予期せぬ事態の連続に、
現場がどれほど混乱していたのか?
・・・みたいなお話です。
(これも当時の映像)
今現在はコロナで医療関係者の方々が、
防護服での作業を行っていて
とっっっても大変そうだけど、
こっちはマスクもゴツいし、
ヘルメットまで被ってるし、
この格好して現場で力仕事するのって、
見えにくい上に熱くて、
ただでさえ一刻を争う状況なのに、
時間制限がある中での作業だったから、
異常に効率悪そうでとても大変そうでした。
(これも当時の映像)
当たり前だけど、
うちの会社の製品でのトラブルやクレームとは、
被害の規模が違い過ぎて、
いやーーー本当に恐ろしい。
しかも命懸けの作業ですからね。
いろいろと脚色はあるのでしょうけど、
緊張感は半端なかったですよ。
それなのに、
いやだからこそ、
現場の混乱を把握出来ていない政府や本社が
体面気にしてリモートで茶々入れてくるのは、
理不尽すぎてイラついたね。
ところで、
こういう映画を見るとついつい、
特撮モノと比較してしまう自分がいる。
怪獣に破壊された街と
地震で破壊された街。
被害の状況は似ているけど、
特撮のドラマや映画はドキュメントではなく、
エンターテイメントとしてみているからか、
映像を見て感じる恐怖の度合いが全然違うよね。
フクシマ50の方が圧倒的に怖かったよ。
それに、
こういうシーンではこの後に、
画像手前にいる車が、
飛んだり、転がったりすることが多いけど、
転がり方が軽すぎていかにもプラモデル
・・・って、
いつも感じていたのだけど、
実際に、
台風ニュースで、
本物の車がコロコロ転がる映像見て、
本物の車が、
プラモデルみたいに転がってるぞ!
・・・と感じたのを覚えている。
常識を超えた天災のパワーの前では、
人間の作った物なんて、
おもちゃみたいなモノなんだね。
みたいなことを、
感じる映画です。
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