劇場公開:2018年12月22日
レンタル:2019年5月8日
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●お話
常磐ソウゴ(奥野壮)と桐生戦兎(犬飼貴丈)の世界で、仲間たちが記憶をなくしてしまう。さらにスーパータイムジャッカー・ティード(大東駿介)に支配されたアナザー電王とアナザーWが、シンゴという少年を追跡していた。ソウゴと戦兎がシンゴを守るために戦う中、仮面ライダー好きの少年アタルが「仮面ライダーは、現実の存在じゃない」と告白する。
~シネマトゥデイより~
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●感想
人気があってなかなか借りられず、ようやくレンタル出来ました。
TVのライダーは、キバの途中で息子と一緒に見るのを止めて、その後、息子の気まぐれでウィザードとゴーストは見たけど、映画を見るのは約10年ぶり。
TVのライダー(ジオウ)を久々に見ているのと、この映画は意外と評判良いので見てみることにしました。
その結果、
最初から全体の2/3くらいまでは、
「え?ライダー映画なのに、映画として普通に面白いぞ。」
・・・なんて思ったくらい良かったけど、クライマックスだけはイマイチだった。
俺が息子と見てた頃のライダー映画は、もっと設定も展開も無理のある内容が多かったけどね。この映画にも無理はあるけど、ライダー映画にしては比較的自然だった。
TVのビルドは全く見てなかったけど、見てなくてもキャラ同士の距離感はなんとなく雰囲気で伝わってきて、普通に楽しめました。
この映画、
大きく3つのパートに分かれています。
【1】ライダーのいない世界
まず最初は、ライダーがいないはずの世界にライダーが現れるという展開。
それを見ていたら、
「ティガ・ダイナ&ガイア 超時空の大決戦」
この映画を思い出した。
この映画も、特撮ドラマのウルトラマンが現実の世界にやってくる話で面白かった。
【2】電王
そして、
次のパートには、とっても良い場面で電王ファミリーが登場。
出るのを知って見ていても、佐藤健には感動したなぁ。だけど、良太郎は演じずに、ウラタロスに憑依された良太郎を佐藤健が自身の声で演じていて、それは佐藤健の考えがあってのことだけど、TVではやってないことだから、ちょっと違和感あったなー。
ただね、
佐藤健の演技が巧すぎて、その違和感を越えちゃうのよ。そこに感動したわけ。
●オールライダーバトル
一般的には、平成ライダー全員集合で戦うこの場面がこの映画のクライマックスで、一番盛り上がるであろうところ。
しかし、
俺にとってのクライマックスは、この場面の少し前。全ライダーが世界に復活し始める場面があって、「面白い」という意味では、そこがこの映画のピーク。
その後の、
上記画像の場面は、意味もなくライダーがたくさん出てきてゴチャゴチャしながら、爆発してるだけ。
なので、
クライマックスの後の余韻みたいなシーン。
これは仲良くツーリングのシーン。
この映画みたいにライダーの数を絞り込んで、ラストバトルにもしっかりドラマを入れて欲しかった。昭和の時代に全ライダーを出すときは、ライダー人気が低迷した時の最後の手段だったと聞いた。スポンサーや上の人や安易な策に負けないで、ライダーを絞り込む勇気が欲しい。
楽しい映画だったから、
最後までしっかり楽しみたかった。
そういえば、
ビルドと電王みたいにご本人が登場せず、声だけ出演のライダーも4人いたけど、それ以外のライダーもほぼ全員、TVの時の音声を使って戦闘シーンを盛り上げていたのに、
唯一クウガだけは無口。
(厳密には、一言だけしゃべったけど)
この映画は、クウガの存在と、アナザークウガが重要なポイント。オダギリジョーさんの参加が難しいのは分かるけど、もう少しどうにかならなかったのか?クウガフォームもさ、カッコ良かったのに、活躍が地味だし。
ただね、
スーパータイムジャッカーのこの人のキャラ立ちと、悪としての存在感が際立っていたのが、良かったよね。この映画が成功した理由の1つだと思う。
あとは、ビルドのその他ライダーたち。ビルド全然わかんねーけど、なんか好きになったもん。きっと、ちゃんと見てたら、もっと面白かったんだろうなーと思った。
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