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●お話
1940年ソビエト。最新式の戦車T-34をスターリンにお披露目するため、モスクワまで内密に運ばれることになった。
しかし情報をつかんだナチスは将来の脅威になると恐れ、戦車を破壊するべく襲撃を計画する…。
モスクワまで800㎞、2台の戦車を無事に届けることが出来るのか! ?独ソ戦開戦前夜の攻防を描いた戦争アクションエンタテインメント!
~Amazonより~
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●感想
戦車が好きなので、
タイトルに惹かれてレンタルしました。
第二次世界大戦で活躍した
ソビエトの戦車「T-34」が開発された当時の、
実話を基にしたロシア映画なのですが、
戦場が舞台ではないものの、
戦争を背景にした映画の割には
結構のんびりとした雰囲気の物語で、
戦車なのにロードムービーで、
これが意外と面白かったです。
1940年を舞台に、
ナチスを敵に戦争中のソビエトの話。
1930年頃、
最前線で使用されていたソビエトの戦車は防御力が低く、敵の対戦車ライフルの性能向上により徐々に劣勢を強いられ、防御力の高い新型戦車の開発が急務とされた。
そしてついに、新型戦車の試作機が完成する。
ちょうどそんな頃、
ソビエトでは士気を高めるための式典が開催されることになり、戦車開発部も、スターリンに新型の性能を披露するために、式典への参加を申請するが、軍上層部からの返答は、「(列車での)輸送禁止」だった。
まだテスト前の機体だから、というのが輸送禁止となった一番の理由のようだが、開発部は今回の新型に絶対の自信を持っており、この機体が(戦場へ)投入されるタイミングによっては負けることもあり得る・・・として、どうにかして式典に参加しようと考える。
そこで、
一休さんの「このはし、わたるべからず」ではないが、軍上層部の返事は「列車での、輸送禁止」だったので、列車以外の方法で送ればいいんだ
・・・と曲解し、
完成したばかりの新型戦車2台を、1週間後に迫った式典の日までに、会場までの約「800km」を、テスト走行を兼ねて「自走で届ける」ことを決意する。
もうさ、
戦車が自走したら目立ちすぎるだろ
・・・と思ったのだけど、
79年前だし、広大なソビエトだし、
上半分を布で隠していて、
見えてるのは下半分のキャタピラだけ。
なので、
何が走ってるのかは分からないけど、
キャタピラが見えるから、
あれは・・・トラクターかな?
程度にしか思われていなかったりと、
意外と目立っていない
情報も少なく、SNSも衛星カメラもない
昔だから可能だったのだろうけどね。
だけど、
79年も前にほとんど休憩なしで、
800kmもの道のりを走り続ける。
それも戦車で
当然、走行トラブルもあるし、
情報が敵国に漏れていたり、
仲間同士の人間関係とか、
様々なトラブルがある。
新型の、
とてつもない性能を発揮する場面もあるため、
いろいろ違うけど、ジャブローに、
ホワイトベースとガンダムを届けようとする
・・・そんな風にも楽しめたりしるし、
2台の戦車が、ただただ野を駆ける。
そんな画を見ているだけでも、なんか楽しい
目的地が戦場ではないからだろうけど、
本来人を殺す兵器のはずの戦車だからこそ逆に、
そんな、のんびりした画が平和すぎて、
見ていてなんとも心が和みました。
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