なんだかんだで、
Amazon限定版の、
「野中剛バージョン」を
買いました
マジンガーZをらしく描く人は多いけど、
トランスフォーマーまでらしく描いてる人は、
野中さんだけだったので
--------------
物語は、
サイバトロンとデストロンの抗争中、
スタースクリームのアホにより、
惑星間の移動に使われる
スペースブリッジ(どこでもドア的な装置)に
トラブルが発生して暴走してしまい、
トランスフォーマーたちは、
自分たちの知る地球とは異なる、
パラレルワールドの地球へ行ってしまう。
そこが、
マジンガーZとDr.ヘルの戦う地球だった。
・・・というお話。
どうやら、
トランスフォーマーが今年35周年
ということで企画されたみたいね。
どうせならそこに、
40周年のガンダムも、
混ぜちゃえば良かったのにね。
ま、大人の事情で難しそうだが。
--------------
感想。
読み始めは、
事前に得ていた情報からの不安を拭い、
予想を超える面白さ、ではあったけど、
オチがちょっと弱かった気がするね。
それでも、
トータルでは、そこそこ以上に楽しめた。
ん?みたいな画を描く人が混ざっていても、
物語がバラバラのアンソロジーとは異なり、
作者が変わっても、物語は続くので、
そういう意味でどの人の漫画も、
見応えを感じて読むことが出来て、
なかなか良かったと思う。
それでも、欲を言えば、
オチは永井豪が良かったなーーー。
ただ、紙質の良いフルカラーは楽しい。
トランスフォーマーは小さかった。
因みにトランスフォーマーは、
映画ではなく、アニメの設定。
アニメを知ってる人には、
お馴染みのやり取りが楽しめます。
0.衣笠游
プロローグ。
神様が下界を覗く画。
本来あまり好みでない絵柄なのだけど、フルカラーになると、癖が弱くなって、気にせず見れた。
1.坂本ハヤト
今回読んだ中では、メカも、キャラのデザインも性格も、一番らしくて好きな画だった。
ボスボロットとグリムロックの絡みも、いかにもなコントで楽しかった。
グリムロックってこんなに大きいんだね。
2.吉岡英嗣
構図等の、マンガの描き方も、メカやキャラなどのタッチも、今回の中では、唯一アメコミっぽい人。
なので、特にトランスフォーマーのメカは、とってもらしいけど、キャラが劇画すぎて、ん?誰これ?みたいな感じ(笑)
3.星和弥
マジンカイザーSKLの漫画を描いた人。
個人的には、兜甲児と弓さやかの顔以外結構良い感じ。
4.藤沢真行
兜甲児だけ、あれれ?だけど、戦闘シーンは結構迫力ある。
5.津島直人
本来、結構好きな漫画家さんだけど、見せるより勢いの方が強い人なので、途中のエピソードなら問題ないけど、今回オチなので、もうちょっと、勢い抑えて見せて欲しかった。
そもそもスタースクリームがなぜ・・・というのも、ちょっと分かりにくくて、そこも、勿体なかった。
6.衣笠游
エピローグ。
ああなるほど!
プロローグに出てきた神様は、そういうことね。という感じでした。
--------------
面白かったよ。
全ページ、紙質の良いフルカラーなので、値段はちょっと高いけど、マジンガーZやトランスフォーマーが好きな人は、良ければぜひ。
![]() | マジンガーZ 対 トランスフォーマー 2,138円 Amazon |