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●お話
ゴールデンレトリバーの子犬ベイリーは、少年イーサンに命を救われてからいつも一緒に過ごすようになり、彼と強い絆を育む。やがて青年に成長したイーサンは大学入学で故郷を離れ、ベイリーは年老いて死を迎えるはずだった。だが、ベイリーはイーサンに会いたい一心で何度も姿を変えて生まれ変わり……。
~シネマトゥデイより~
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●感想
レンタルで見ました。
「お話」のところにもありますが、
まず、
犬の転生を描いた物語ってのが新鮮。
それに、
コメディーではなく、シリアスなドラマで犬を主役に、主に犬視点で、犬の語りで物語を進んめていくのが面白い。
と言っても、
主人公(犬)の独り言(心の声)なので、話をする犬は主人公だけ。
しかも、
主人公の語りだけではなく、ちゃんと人間(主に飼い主とその家族)の会話も聞こえるんだけど、犬と人間が会話できるわけじゃないから、人間が犬に語りかける言葉と、犬が、きっとこの人間はこう言ってる、という台詞とが噛みあってないことも多くて、そういう状況のチョイスやセンスにも笑っちゃいました。
予告動画を
見た人は知ってると思いますが、何度も転生を繰り返す中で、もう一度、最初の飼い主の下へ転生してくるまでの物語・・・となっています。
なので、
30~40年の間に、数回転生するのですが、人間は、死んでから200~300年後に転生するみたいな物語を、小説やマンガで読んだことありますが、犬は死んだらすぐ転生するんですね。
しかも、
前世の記憶を持ったまま転生します。
物語は、
野良犬の主人公(犬のベイリー)が脱水症状で死にかけていたところを、イーサンという少年に救出され、イーサンの家で飼われることになり、命を助けられた恩を返すため、イーサンを幸せにするために生涯を捧げようと決意をします。
ペットの人生は初めてなのでわからないことだらけですが、奮闘しながらも、楽しい人生を過ごしていきます。しかし、大人に成長したイーサンが、ある事故で挫折をして以降、イーサンは塞ぎ込み、ベイリーの力だけでは充分に支えることが出来ないまま、ベイリーはその生涯を終えます。
次の人生は、
孤独なオッサンの下へ、警察犬として転生します。
そして、警察犬としての犬生も終わり、また新たな犬生が始まり・・・を繰り返していきます。
楽しい犬生
ばかりではなく、何度も転生を繰り返せば、そりゃー最悪な犬生もある訳で、そうやって様々な経験を経た後、再び懐かしい匂いのする場所に転生してきます。
・・・みたいなお話。
転生を繰り返し、
最終的に元の飼い主に戻るのは予告で見て知っていたけど、それを知っていながら見て、きっと最後はこうなるんだろうなーという予想も出来ちゃうけど、それでも最後は感動しました。
ありきたりな展開でも、それを犬視点で見るから斬新で、主人公(犬)が、何があってもポジティブなのが見ていて楽しく、感動をプラスしてくれました。
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