昨年11月に発売された
「スーパーロボット レッドバロン コンプリートDVD-BOX」が、今年3月頃の時点で、すでに定価の1/10くらいで売っていて(中古でね)、BRAVESTORMを見て久々に見たいと思ったのもあるけど、内容の充実さとその安さに、思い切って買っちゃいました。
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そんな訳で、GWになって少し時間も出来たので、久々に見ちゃいました。
感想は今更になっちやったけど
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●お話
悪の組織「鉄面党」は、万国ロボット博覧会に出展された世界各国の巨大ロボットすべてを強奪した。彼らは戦闘用に改造したロボット軍団で世界を征服するつもりである。鉄面党はロボット制作者達も次々に誘拐、科学秘密特捜隊 (SSI) に所属する紅健の兄のロボット工学者・紅健一郎博士も彼らに拉致されてしまう。
しかし健一郎は自ら製作したスーパーロボット・レッドバロンを鉄面党に渡すのを拒み、自らの命と引き替えに健に託す。兄が遺したレッドバロンを操縦し、健は鉄面党に敢然と立ち向かう。
~Wikipediaより~
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●感想
子供の頃に、再放送では見たけど、リアルタイムでも見たのかな?そう言えば、第1話だけ、10年以上前に一度見返したことがあるはずだけど、それも結構忘れているので、初視聴な気分で感想書いていきます。
何かと比較されがちなマジンガーZもそうだけど、このレッドバロンも、ロボットの巨大感や金属感、メカニカルさなどにこだわっていて、俺は子供の頃、そういうところにハマったんだよね(好みは今も同じ)。他の特撮ロボットや、その頃のマジンガーZ以外のロボットアニメは、巨大ロボットを、見た目も中身もヒーロー的に見せる感覚が強くて、巨大感や金属感、メカニカルさなど、ロボットらしい魅力には、この2つの作品ほどにはコダワリがない。ヒーロー的なのがいけない訳ではないし、レッドバロンだって、今見ると、そりゃーショボイところもたくさんあるけど、一見して子供が気にしなそうな部分への、作り手の一生懸命なところに、俺は惚れてまう。
OP曲は、レッドバロンを開発する映像が流れますが、そういうのは普通ドラマの中で見せて、OPは必殺技とか敵を紹介するのが一般的。しかも、鉄を打つ映像とか斬新過ぎるし、歌も洗脳されがち(笑)
そして、当時にしては意外と、対象年齢層高めの設定なのも、今見て楽しめる要因かも?
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「レッドバロン」
手足は細くて短いし、頭と体は(特に頭が)異様にデカイ。メッチャ変な体型だけど、子供の頃にはイケメンに見えていた(笑)
全身(ほぼ)赤1色ってトコも珍しいし、着ぐるみなのに、シワのないテカテカした金属感のある素材にも(動きにくいだろうに)、ロボットへのコダワリを強く感じて好きなところ。
今見ると、(赤いからそう見えるのか?)アイアンマンスーツっぽさもあって、そういう意味で、BRAVESTORMの空飛ぶレッドバロンが「ハルクバスター」っぽく見えたのは、あながち間違った感想ではないのかな?と思った。
とにかくこういう煽りのアングルが多い。
関節を演出する、サイドの円形にも萌え。
建物越しに見る戦闘シーンも多い。
大きなロボットが実在しているっぽく見せることへのコダワリと、ロボットらしさを表現する金属感へのコダワリ、これらをとても強く感じます。
ロボットの左足に入り口がある。
そこから乗り込んで、足の中にあるエレベーターに乗って、
左目の中にある操縦席まで移動(上昇)する。
映画ではなくTVなのに、戦闘用巨大ロボットに乗って操縦する、そういう「らしさ」に対するコダワリが本当に凄い。操縦席のランプやスイッチが多いのは有名だけど、それを、瞳にある窓を通して外から見る。そういう演出が好き。
操縦桿に指紋認証機能があり、最初に掴んだ人を登録し、その人物以外には操縦できなくなる。
レッドバロンは1973年の作品だけど、こんな時代に指紋認証機能とか凄いよね。
ファイトレバーON
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「鉄面党」
世界的に有名な科学者が、世界中の科学者(やロボット)を集めて洗脳(と改造を)し、世界制服するぞ!みたいな組織で、
鉄面党のやってることは、ゲッターロボ號のプロフェッサーランドウに近いので、今見ると、そういう號的なところにも親近感がある。
そして、第1話に出てくるロボットは
「トロイホース」
右手のドリルが特徴だけど、このドリルの異常なまでの本物っぽい金属感。実際にクルクル回ってるところに、痺れるね。
「ビッグバイソン」
コイツは最後に出てきただけ。
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「今日の必殺技」
「バロンパンチ」
ロケットパンチというよりは、
ゲッター號のダブル(ナックル)ボンバー
みたいな感じかな?
今回の映像だけではよーわからん。
「バロンバリヤー」
回転して攻撃を弾くだけだけど、
なぜ、巨大な上半身が現れるのか?
これも、仕組みがよくわからん。
「エレクトリッガー」
耳から出た何かで、1億ボルトの放電光線。
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「好きなシーン」
第1話で、OP曲が終わってすぐのシーン。
万博ロボット博覧会へ向かう白い車。
ジオラマの中を走るラジコンの車ですが、
そのすぐ後に、
本物の建物と、本物の白い車。
結構リアルに作られているんですよね。
ここのシーンは、何度見ても超感動する。
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「SSI+警視庁科学捜査課」
最後に、ここはサラーッと紹介。
忍者の資格を身に付けた戦士達と、
警視庁の熊野一平さん。
SSIは、ウルトラマンの科特隊というより、
戦隊ヒーロー的な組織。
松原真理役の「牧れい」さんが、
モデルのような細身の体型で、JACのようなアクションをこなす、今風のキレイな女性。
隊員服が妙に似合っている。
他にも、警視庁の人の武器が凄い。
傘は、弾丸を弾く盾になり、銃にもなる。
それって、
キングスマンの傘そのもの。
(この2枚の画像はキングスマン)
自転車の空気入れは、
刀とバズーカが仕込まれているのに、空気入れとしても普通に使える。それってどんな構造なんだろ?とにかく凄い科学力(笑)
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SSIのこととか、兄さんのこととか、
紅研究所のこととか、
見せたいもの、語りたいことが、
まだまだ、この2倍くらいはあるけど、
・・・今日はもう止めときます
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