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Channel: 魔神機兵団の日記
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劇場版 BRAVE STORM ブレイブストーム・・・感想

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●お話

2050年、地球に残った人類の春日きょうだい(大東駿介、山本千尋、タモト清嵐、壇蜜、春日光一)は、キルギス星人による地球侵略を阻止するため、強化スーツ“シルバー”などを手に2015年に移動する。きょうだいの依頼でロボット工学者の紅健一郎(吉沢悠)が巨大ロボット“レッドバロン”を製造し、健一郎の弟でボクサーの健(渡部秀)がレッドバロンの操縦者になり……。

~シネマトゥデイより~
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●感想

近くの劇場では公開されないし、レンタルも怪しいし、でもこの手の作品は大好物なので、思いきってDVDを買いました。

 

昭和の特撮ドラマをリブートするだけでなく、コアな人気のあった「レッドバロン」と「シルバー仮面」をコラボさせた映画。

とは言え、どちらも子供の頃以来見ていないから、昔の特撮と比較して語れるほど覚えてもいないので、

そういうのは、麻朱麿さんのブログをリブログしたので、こちらの感想を読んでください。

あるいはこちらを。

 

冒頭の、未来シーンでの、状況説明テロップ長すぎ。最後の方巻き戻しちゃったよ。

 

まあそれはともかく、コラボが違和感ないという噂はあったけど、想像より本当に自然だった。そして、なんだかんだでレッドバロンの映画だろうと思っていたけど、意外としっかり二大ヒーロー映画になってたし、オタクがニヤリする場面も、過去作品を知らない人が見ても気にならず、さりげなくやってるので、そこで物語の流れが止まったりしないのも良いと感じました。ゴジラとか結構あからさまにそういうことをやるから、個人的にはオタクへのサービスシーンとか、俺は(オタクだけど)あんまり好きじゃないんだよね。

 

一方、レッドバロンのCGは想像以上にがんばっていて、戦闘シーンも含めて実際凄いと思った。シルバー仮面の特撮スーツは普通だったけどね。残念だったのは、シルバー仮面と戦うハゲのオッサン(サイボーグ)の強さの表現。ある程度距離をとっての戦闘は超パワーサイボーグなのに、組み合いでの戦闘はただのオッサンなので、そこはすごく残念だった。オッサンも見た目がメカメカしいサイボーグ、あるいは怪人に変化してほしかった。他にも、レッドバロンとブラックバロンの対決。この対決も、全体的には迫力あって満足だけど、最後の必殺技がちょっと残念だった。俺はその必殺技に、敵の攻撃や防御をブチ破って倒す・・・みたいな熱さが欲しかった。ところが、ブラックバロンがアッサリすぎて、じゃあ最初からその技使えよ!!ってくらいレッドバロンの技がチート。でも、日本の特撮ロボット映画にしては、総合的に満足感の大きい映画でした。

 

CGも想像以上に凄かった。

戦闘シーンは、パシフィックリム1作目を意識したような巨大感や重厚感や金属感で、中盤のブラックバロンが暴れるシーンはシンゴジラっぽい演出だったけど、巨大ロボットの背景や足下の景色にコダワルのはいかにも日本的な感じがして癒されました。パシフィックリムは1作目も2作目も、日本への愛や、CGの高い技術はあっても、背景とかのコダワリが雑過ぎるんですよね。

 

この映画のクオリティや感覚で、鉄人28号の実写映画を作り直してほしいなぁ。

 

そういえば、レッドバロンの飛行シーンは、

飛行方法がアイアンマンそっくりだから、そのゴツイ体型といい、動きといい、デザイン的には似てないけど、ハルクバスターっぽいなーと思いながら見ていました。

 

他にも、

重厚感のロボットと言えば、同じ赤いロボットでもあるし、動きや戦闘が「五色支援機士ユウヒ」に雰囲気が似ていた。

 

また、ブラックバロンとレッドバロンの関係も、個人的にツボでした。

例えば、マーベルヒーローの単独主演映画1作目は、多くの場合が同じ性能を持つ善と悪が戦う内容。ヒーローモノではありがちの設定ですが、ほとんどの場合、善が先に誕生し、それを真似て同じ性能の悪が誕生します。しかしこの映画は、悪が先に誕生し、善がマネするパターン。そのパターンは非常に珍しく、何だか楽しくなりました。

 

最後にシルバー仮面のスーツ。

中盤で強化されます。

上が強化前、下が強化後。

シルバー仮面らしさは上の方だけど、コスプレ感が強くて全然強そうに見えないので、個人的には、下の方がパワードスーツ感もしっかり演出されて好きでした。

 

 

 

らしさが足りないパワードスーツという意味では、コレ(ULTRAMAN)上矢印に近い感覚なのかな?

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日本の特撮映画にしては頑張っているけど、それでもやっぱり、内容が内容だけに、低予算でB級な感じは拭えないけど、しっかりきちんと作ろうみたいな意欲が、画面から溢れているのを感じるので、そこが見ていて楽しかった。


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